母と姉妹と
美佐とは学生生活の合間に人目を盗んで交わっていたが、美樹ちゃんとは常に美恵さんがいるタイミングしかなく、美樹ちゃんが悶々としているのは感じていた。
ガス代節約と時短のため二人ずつに風呂に入るようにしたので美樹ちゃんと一緒になることもあるが、美恵さんの目もあるので、ちょっとおさわりする程度でそれ以上するわけにもいかない。
(お兄ちゃん、したいよ。)
(だめだよ美樹ちゃん、美恵さんにばれちゃうよ)
まぁ、年頃の娘が男と一緒に入浴していても何も言わない美恵さんも美恵さんで不思議なのだが。
ある晩の事、美樹ちゃんは4人で寝ている俺の布団に忍び込んできた。
(み、美樹ちゃん?だ、だめだよ。バレちゃうよ。)
(もう無理なの…お願い、お兄ちゃん♡)
美樹ちゃんは俺の心の声に耳を傾けず布団の中にモグり込む。
(うっ、ダメだって…)
これはさすがにバレる。
そして電気をつける美恵さん、布団をめくる美佐。
「まぁ、まぁ、美樹ったら。」
驚くでもなく怒るでもなく、慈愛に満ちた笑みをたたえる美恵さん。
え、美恵さん、なにそのリアクション?
「バレてないとでも思ってたの~?」
「え、お母さん、知ってたの?」と美佐。
「ふふふ、もちろん美佐とのことも知ってるわよ。」
「えーーーー」と3人
「お母さんだけ仲間外れなんて寂しいな。そりゃこんなおばさん相手にしたくないかもしれないけど、ご主人様のことは子供のころから気にしてたんですよ。」
「お、おばさんなんてとんでもない。美恵さん綺麗だし、歳取らないのでエルフなんじゃないかと(笑)」
「なにそのエルフって(笑)」
なぜかそのままの流れで4人でキスして、もうどこが誰のだかわからないくらいに…。
「あっ、取り合いしないで!」「うっ、吸い込み過ぎ!!」「こ、これは誰の?」「あっ、そこは!」
「あらあら、みんな上手ね。お母さんが教えてあげなきゃって思ってたんだけど。うふっふっ♡」
:
(美樹ができた時以来かしら。…いいえ、こんなにすごいの初めてよ♡)
あの不思議な感覚は美恵さんとでも感じ取ることができた。
美恵さんも、美佐も美樹ちゃんもそれぞれ感じ取っているようだ。
そして2人同時に果てた。いや、全員果てた。
それから大人が4人入るには狭すぎるお風呂場で汗を流すだけのつもりが、触れ合う肌にたまらなくなり密着しながらその場で一周。
そして布団に戻ってさらに数周した。
がんばれ!俺の魔の精剛
大丈夫、あなたなら出来るわ。
そして朝にはぐちゃぐちゃになった布団があった。
「あらあら、これはシーツを交換するだけじゃだめね。うふふ。」
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