修羅場
「ど、どういう事よ!亮太が一人寂しくしてるんじゃないかと思って早く帰ってみれば!!」
「いや、その…」
「なんでよ!私だけじゃダメなの!なんでよりによって私の妹なのよ!」と目に涙を浮かべながら俺の胸を思いっきり叩く。
「ご、ごめん。」
「美樹も美樹よ!あなた小さいときからミキもミキもって私の真似したがって!」
「お、お姉ちゃん、ごめんなさい。でもミキもお兄ちゃんのこと好きなの。」
「だ、ダメよ!亮太だけはダメ!」
「お姉ちゃん、お願い。」
「美樹、本当に亮太のこと好きなの?私の真似したいだけじゅないの?」
「そんなんじゃないもん。大好きなの。お姉ちゃんの次でいいからお願い。」
そういう美樹ちゃんから微かに赤いものが混じった白いものが垂れる。
「み、美樹!私も、まだそんなことしたことなんかないのに!私も着けないでやる!!」
美佐は半泣き状態になりががらもそう叫ぶと、俺を押し倒た。
ま、負けないんだから。美樹には負けないんだからぁ…私が一番亮太のこと好きなんだから…そんな感情が伝わってくる。
ポニーテールのリボンをほどき髪の毛を振り乱して、美佐が躍動する。
美樹ちゃんが美佐の手を取る。
(お姉ちゃん、凄い。気持ちよさそう。あ、さっきみたいにミキのものとは違う感覚を感じる。これお姉ちゃん?ミキまで気持ちよくなってくる。)
あ、これは美樹ちゃんの感情だ。
美佐も躍動しながら驚きの表情で美樹ちゃんを見つめる。美樹ちゃんの感覚を感じ取ったようだ。
そして、徐々に激しく攻めていた美佐の体力が持たなくなってきたようだ。
美佐がぐたっと横に倒れるのと同時に、俺も力尽きる。
大丈夫か?とりあえず息はしているみたいだ。
美樹ちゃんも美佐の感覚を感じ取って達したようだがまだ体力はあるようだ。
そして「ミキもこんなふうにしてみたい!」と俺に抱き着く。
美樹ちゃんはもう痛くなないみたいだ。
いや、ちょっとは痛みを感じる。それよりも気持ちよさが上回っている。
「はっ、はっ、はっ。」
そして、まだ肩で息をしている美佐が、乱れた髪を直すことなく起き上がり訴える。
「美樹は2回してるのに、わたしはまだ1回よ。もう1回できるわよね。」
がんばれ!俺の魔の精剛
なんかもう、修羅場すらうらやましいw
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