思春期
もうすぐ中学生になろうかという時期になると、オレにも毛が生え始める。
ある日の夜、美恵さんがオレを咥えてくれる夢をみた。
柔らかな息がかかるだけでもオレを抑えられない。口元の妖艶なほくろがオレを刺激する。
「ウッ」と思った瞬間、目が覚めた。
パンツが濡れている。おねしょ?
いや、違う、これは夢精ってやつだ。
前世ではMPが100を超えるまではエ〇チな夢を見ても昏睡するだけで、元々寝てる状態なのでなんの問題もなく済んだ。
そしてMPが100を超えるころには夢精なんてしなくなってたので、記憶のある中で初めての体験だ。
これは証拠隠滅せねばならない。
俺は急いでティッシュでふき取り、汚れたパンツを履き替える。
そして、両親にばれないように、そっとお風呂場に行って汚れたパンツを洗う。洗ったパンツを洗濯籠の他の洗濯物に紛れ込ませてい証拠隠滅完了。
そして俺は安心して朝までぐっすり眠った。
チュン♪チュン♪
「お兄ちゃん、朝だよ~」
翌朝は美樹ちゃんの元気な声で起こされた。
クンクン。「お兄ちゃん、なにこの匂い?」
「へ?何か匂う?」
「あ、お兄ちゃん、もしかして…」
そこへ美佐ちゃんがやって来て、
「亮太くん、昨晩、おねしょしたでしょう?もうすぐ中学生になるのに、まだ、おねしょ?」と、わざわざ洗濯籠に紛れ込ませた、まだ濡れている俺のパンツを持ってきた。
「ち、ちがうよ!」
「お、お姉ちゃん。ちょっと、お姉ちゃんってば!多分、違うよ!ごにょごにょごにょ」
美樹ちゃんの耳打ちに一瞬で美佐ちゃんが真っ赤になる。
「きゃっ!亮太くん、不潔!!」と叫びながら濡れたパンツを俺に投げつけた。
いや、おねしょのパンツだったとしても汚いのは一緒でしょ?
セーラー服姿の美佐ちゃんはより一層可愛さが増した。そんな美佐ちゃんにちょっと触るだけでは止まらなくなり、揉んだり、下半身にも触りだす。
おれも転生して10数年、これだけの美少女が近くにいて全力で誘ってくるのだ、衝動を抑えられるわけがない。
「美佐ちゃん、俺の事好きか?」「ば、ばか。何言いだすのよ。き、決まってるじゃない。」
「俺もお前が好きだ。」「し、知ってるわよ。ばかっ。」
「いいだろ?」「そ、それだけはダメ」
「いいだろ?」「そ、それだけはダメ」
「いいだろ?」「そ、それだけはダメ」
「いいだろ?」「ごめん、まだ怖いの。か、かわりに…」
美佐ちゃんの指先が俺のチャックを降ろしオレを取り出す。そしておどおどした彼女の息がそっとふれ、続いて唇がふれる。
「亮太くんのこんなに…」
美恵さんの家事を手伝うのに都合がいいと髪を後ろで束ねたポニーテールが揺れる。
ええ、あっという間でしたよ。初めてなんだから仕方ないじゃないか。
うまく吐き出せずに、「苦い…」とつぶやく美佐ちゃん。
「で、ど、どうだったのよ!」
「す、すごく気持ちよかったです。」
「そんなに良かったんだ。なら、たまにならしてあげるから、さっきのもう一度言って。」
「え、さっきのって何を?」「バカっ!」
よくよく考えたら、ファーストキスもまだなのに…
美佐ちゃんにはもっと優しくしておこう。
亮太は女の子が嫌がることはしません。
(カロル?あ、ごめんなさい。)
前半はノクターン版にはありません。追加して前話と分割しました。