第二次性徴期
小五にもなると美佐ちゃんの胸が、少し膨らみだした。
そのころになると3人と一緒にお風呂に入らせてもらえなくなってしまったが、俺の部屋や離れの姉妹の部屋で一緒に勉強している時に、美佐ちゃんが腕で寄せながらちょっと大きめのノースリーブのTシャツの襟元から胸元をちらりと見せてくる。
すこし膨らみだしたくらいで胸元を見せようとしても無理があるぞ、美佐ちゃん。
美樹ちゃんが居ないタイミングを見計らって、一応、礼儀として鉛筆の後ろでつんつんしてみる。
「きゃっ、亮太さんのエッチ!」と美佐ちゃんは言うが、まんざらでもないみたいだ。
そういえば、なぜか赤飯の日もあった。あれは何だったのだろうか?
ある日、美佐ちゃんが美恵さんと出掛けてブラジャーを買ってきたらしい。一緒に連れて行ってもらえず不貞腐れていた美樹ちゃんから聞いた。
俺が風呂に入ろうとすると、いつものように、自称俺専属メイドの美佐ちゃんが替えの下着や新しバスタオルを準備しに行った。別にそれくらい自分でするのに。
そして俺が脱衣室のドアを開けた途端、下着姿の美佐ちゃんが。そして真新しい水色のブラジャーを身に着けた美佐ちゃんがしゃがみ込みながら叫ぶ。
「きゃ~っ、亮太さんのエッチ!」
「え?何?どういうこと?」
美佐ちゃんの悲鳴を聴いた母と美恵さんが駆けつけてくる。
母に「年頃の女の子が一緒に生活してるんだから気を付けなさい。」とこっぴどく叱られた。いやお母さま、えん罪です。
美恵さんは「いいんですよ、奥様。あの娘ったら、ブラジャーを選ぶとき、小さな声で『亮太君の好みはどんなのかな?』なんて悩んでたんですよ。」なんて言ってた。
母さん、オレ、グレてもいいかな?
そんなこんなありながら、美佐ちゃんと2人きりになった際に、いやいや言いながらすこし見せてもらったり、触ったり、逆にすこし剥け始めたオレを触らせてやったりした。
「ちょっと、亮太くん、ダメだよ。」
「ちょっと見るだけだから。」
「ちょっと、見るだけって言ったじゃない。」
「ちょっとだけ、ちょっとだけ。」
「大きくなったね。これ痛いの?苦しいの?」
「うんとね…あ、まだくすぐったいから、もっと優しく。」
口で嫌々言ってる割には、嫌がってるようには見えない。
なんだかんだ言って、美佐ちゃんも興味があるようだ。
美佐ちゃんの微かなふくらみの中央にたたずむコリコリとしたかわいらしいピンクの突起、美佐ちゃんの遠慮がちに触る手、どれも剥けたてのオレを奮い立たせるのに十分だった。
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