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Accelerated indifferent  作者: Qulogane
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STAGE0

遥か昔に懸念されていた環境問題は、REBORN計画という地球を復活させるというスローガンを掲げた事業により、ほぼ解決されていた。


北極南極の氷が解けることによる海面上昇は氷の大陸を隔離することで防ぎ、地球温暖化による砂漠化は

人間の居住区を地上から空へ上げ、森林スペースを広げ、土に栄養を直接打ち込むことにより美しい緑を

守っている。


自分達が生きている惑星の問題が解決することはとても喜ばしいことである。しかし、残念ながら

嬉しいことだけではなかった。


2300年初等、REBORN計画の最終段階として行われた破壊されたオゾン層の修復の際に散布された

IXTLITON粒子(イシュトリルトン粒子)。イシュトリルトンとはアステカ神話の癒しと祝祭とゲームの神とされている名を冠した粒子は、文字通り人々にとっての癒しと祝祭を与えるはずだった。


IXTLITON粒子は、当初の目的通りオゾン層の復旧に成功し、生物にとって無害な成分の光を地上に

照射し、地球は名実ともに美しい星として復活すると思われた。実際に地球はほとんどの問題が解決されたが

その代償として人に変化をもたらせてしまった。


科学技術の進歩により人間にとって害となるものはあらかた発見されていた世の中でIXTLTON粒子は

無害とされていた。確かに害とはならなかったが、その場に居合わせた人類の身体に

特殊な回路を発生させた。

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