学園ものの生徒会は、だいたい権力持ってる。現実とは違うんだ……
「何処までも青い空、そして風一つ無いこのコンディションの中、両チームどのような戦いを繰り広げていくのでしょうか?」
「今日は良い戦い日和だね」
「そうですね学園長、今日のカードは特に面白そうですね。編入性はもちろん、その相手が、あの生徒会メンバーです」
「そうだね。彼らは決して実力で選んでいるわけでは無いけど、皆能力が非常に高い子が所属しているからね」
「おっ、彼らが入場してきました。生徒会総務、キングジョー=ベムスター。その甘いマスクに、年上キラーと名付けられています。今日はどんなトリックショウを見せてくれるのでしょうか?」
「やあ、僕の宝石たち☆彡」
上級生の席から黄色い歓声が上がる。
少し背は低めの、童顔。下手をすれば小学生でも通りそうな出で立ち。
青みがかった無造作ヘア。指揮棒の様なものを所有していた。
情報によれば、あれが彼の魔術的作動にかかわってくるらしい、主に支援メイン。
「次に、生徒会書記、アーネスト=グルド。銀縁眼鏡のその知性的な雰囲気は、雰囲気ではとどまらず、すでに研究室への進学も決まっているほどの実力派。彼の文字は、あらゆる事象を引き起こす!今日はどのような物語を、私たちに見せてくれるのでしょうか?」
「君と戦える日が来るとはね。レオール君」
知的レベルの高いグループからの人気があるらしく。
拍手のみと先ほどとは控えめなものだが、音の反響は彼の人気をうかがわせるには十分だ。
そして、真っ先に俺に話しかける。
「ああ、俺も今日は楽しみだ」
そしてお互い視線を交錯させる。
ちょっと俺イケてたかも……。
サーせん場の雰囲気にのまれてしまいました。
「さらに、生徒会会計、ルナ=フォレスター。こちらの眼鏡がトレードマーク。知の女王。四大属性の魔術を究め。その魔術的作動は、その杖を使い魔法陣を作るという古式の魔術そのもの。ザ・ウィッチ。今日はどのような恐怖を相手に与える事ができるのか?」
「その紹介はやめてください」
「ううぅ」
解説子を睨むその鋭い目。
少し神経質そうな性格に見える。
髪はストレートのロングヘア。
けっして枝毛など無いその綺麗な髪は、どんなシャンプー使ってるんですかと、第一声で聞かれる事が多いのではないかと思うくらい真っ直ぐで、つやがある。
赤みのある縁の眼鏡。
魔導具なのか装飾品を多くつけている。
しかし、派手さは無く、彼女の知性をかすめるほどではない。
そして、彼女のファンは少し特殊な……。
「「ののしってくださいルナ様ー!」」
まあ、いわゆる。あれですよ。
「そして、生徒会副会長、ゼットン=ダダ。魔装の大男。その肩や腰には、砲身が着いている。小型のランチャーを体の所処に装備している!彼は、個体で要塞そのもの。生徒会を守護する壁。彼の火力に勝るものなど無い。今日は、会場を灰にしない事だけを祈りましょう」
「……」
野太い声援が会場を震わす。
野郎に絶大な人気があるらしい。
「最後に、生徒会会長、ティファ=ランスター。笑顔の最高指導者。その先導力は、並の講師では太刀打ちできない。彼女は、現在シバーシンの有力候補となっています。謎が多い彼女ですが、重力系の魔術を得意としていると聞きます。彼女の魔術は一都市を破滅へ導くとも言われいます。稀代の導き手。今日はどのような道に我々を誘うのか?」
「ティファちゃんは、学園長の有力候補で間違いないよ。その実力は当然だけど、一番はこの個性豊かな生徒会メンバーを束ねているところにあるね」
「あらあら。うふふ」
赤みが強い癖のある髪であるが、清潔にポニーテイルにまとめている。
見た感じは、パワータイプでガンガン攻めてきそうだが、解説子の説明の様に、実際は重力制御による中距離戦闘のエキスパートと聞いている。
「出そろいました。高等課最強のチーム。各々の選手が、個人戦でも上位をいく実力者ぞろい。編入生チームが何分もつのでしょうか?」




