大丈夫だ問題ない
翌日は特にやる事もなく、集会塔へ行ってみる事にした。
なぜか、五人がそろっており、次の仕事について話し合っているところだった。
こいつら、普段ちゃんと講義受けているんだろうな?
まあ、この学園は、あまり授業自体は多くは無い。
生徒の自主性を重んじており、課題はでるが、自分で調べて発表するものが多く、講義外の時間がとても長いのだ。
「丁度いいところに来た」
「先輩、今回は結構稼げそうですよ。いっぱい」
「うぬ、クレイドレイクの肉の調達である」
「ふふふ、爪は私が貰うわよ。毒薬の素材になるから」
「クレイドレイクは、南の砂漠地帯に生息しているが、集団でいる事が多い。
一体一体は、そこまで苦戦しないが、毒持ちが集団で襲ってくるのは面倒だぞ」
「ここで、話しているだけでは、何も解決しないだろ、他に狩場があるなら、別だが」
「あっても遠いいな」
「うむ、うぬの言いう通りじゃ」
外出許可については、同好会単位での取得らしく、六人まとまって、現地にむかう。
そこまで遠い距離ではなく、一時間ほどで到着した。
改めてメンバーの話になるが、絶鬼はスキンヘッドのモーガス出身者であり、そこのトップを地名と同じモーガスというのだが、そのトップの子供らしい。
年齢は、一八歳と最長で、すでに研究室への配属も決まっているらしい。
研究室への配属とは、進級が決まっているようなもの。
基本的には、素手メインの攻撃を得意とする。魔術は、四神という自己強化メイン。
次に、タズルもあの見た目で、一八歳身長は二メートルを超えているらしく。
ダンプの様な男だ。得意なものは盾と特異素材の摘出。あの大きな見た目に対して、手先がかなり器用なようだ。ゴーレム種の“種別固有能力”の【巌】を所有している。
次にギーバは、一七歳。身長は二メートル弱。得意武器は金棒。
彼女は、鬼種の“種別固有能力”の【金剛力】を持っており、かなりの攻撃力があるとの事。しかも彼女の武器は、その力に耐えられるらしい。木材や石材の採掘が得意。
マルキールは、一六歳。意外なことに同学年であったらしく、ブリジットやジュラと同じクラスらしい。彼女は、このメンバーで珍しく、中距離魔術が得意。しかし、弱体化特化という特殊なものだが。それと、毒系の知識が多く、採取については、かなりのスペシャリストである。それと、薬の製造により、回復役でもある。
槐は、一五歳。緑色の髪が特徴的な小動物のような子であり、身長は百五十センチくらいの小柄な彼女は、斥候と探索、開錠が得意。短刀が得意かと思いきや、中長距離からの手裏剣が得意らしく、場面に合わせて魔術を添加する。手裏剣を裏返したり、表にもどしたりする動作が、魔術発現のプロセスであり、無詠唱だったのはそのためだ。
岩陰から、クレイドレイクの様子を窺う。
四十体ほど群れている。
このメンツなら、一人でも行けそうな気がする。
「分散させるのか?」
「面戸くさいじゃないか。ちゃちゃっと倒してきていいかい?」
「まあ、あの数なら問題ないですね。絶対」
「うぬ、そこは慎重にだな」
「レオール、どうだちょっと力をまた見せてくれないか?」
「おい!」
「ふふふ、毒におかされても、ここに薬があるから大丈夫よ。ひひひ」
紅いんですけど、絵の具みたいなの大丈夫?
駄菓子じゃないだろうな?
だがしかし、やるしかない。
「ヤバくなったら、助けろよ」
めんどくさそうに立ち上がる。
「先輩、うちがちゃんと介抱するです。いっぱい」
それ、俺倒れる前提じゃねーか。
【召喚】
グラディウスを、右手に収める。
「鳴け」
【雷神の一振】
グラディウスに閃光がほとばしる。




