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目覚め

俺の名前は、百鬼(なぎり)獅子(れお)。何代か前のご先祖さまが、渡来人で苗字に鬼が着いたらしい。レオはジャング○大帝から付けたらしい。

名前負けと良く(いじ)られる。

実際、名前に対してさして強くもないし、むしろ常に逃げ腰かな。


そんな俺は、都内の大学に通い、親に頼み込み家賃は自分で払うことを条件に、一人暮らしをしていた。

授業が終わったら、特にサークルとかにも所属せず、牛丼屋のバイトか部屋に帰り漫画、オンゲー、アニメ、ネットサーフィンなどを楽しんでいた。

時間を浪費する典型的な、ダメ大学生活を送っていた。

理系ではなく、文系だからできる所業だけれども。


大学二年も終了し、三年目に入ってくると、就職の話で皆がそわそわし始めてくる。

自分は取りあえず、飲食以外なら何でもいいやとあまり危機感はなかった。


そんな無意味で、でも社会人になったら懐かしく思える時を過ごしていたら、この理不尽に見舞われたのである。


宅配便を名乗る女性が、インターフォンを鳴らしたので、あまり警戒せずに開けたとたん刺されたのだ。

最初は何も感じなかったが、徐々に痛みが熱となり、最後には痛みさえなく凍えるように寒くなった。


そして今に至るが、最近の天国ってのは、天井があるのだなと思っていると、ちょっと大人っぽいメイド服の女性が部屋に入ってくる。

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