27 鬘
一日休んで申し訳ないです。
さて、体育祭も後編!
変更点・・・・競技に衣装を入れました。午前の競技にも衣装追加したので、気になる人は、確認してみてください。
教室に戻りお昼を食べ終わり、夏菜と桜とともに校庭へと戻った。これから、東西南軍それぞれの応援合戦が行われるのだ。
この応援合戦は蒼ヶ原高校の名物と言われるほど迫力がある。まぁ、生徒の九割は体育会系なのだから、熱くなるのは当然と言えよう。
そして、その期待を裏切ることなく応援合戦はすごかった。
裾の長い学ランを着た団長の生声が校庭の隅々まで轟き、それを追うように応援団声を張り上げる。それだけでも十分迫力があるのだが、さらに一糸乱れぬ動きも合わさって、「感動」の一言に尽きた。
そんな応援合戦のあとは、「百引き」。この競技は、中心から両側に百本綱が伸ばされ、各チーム百人が合図と同時に引っ張り合う戦略と力の競技になる。百本の綱はそれぞれ長さが異なっており、誰がどの綱を引っ張るか、どの方向に引っ張るかなど頭を使うので、参謀役の戦略が勝敗を分ける。ちなみに衣装は祭りと書かれたはっぴを全員羽織り、頭にはねじ鉢巻をしていた。
今回は南軍の圧倒的勝利。どうやらそうとう優秀な参謀がいるらしい。
次は「狩り者競争」。あらかじめ生徒の何人かにモノを配り、競技者は引いたくじのモノを身に着けている人を探し、文字通り狩る。つまり、力ずくで奪い取りゴールに持っていくのだ。衣装は当然様々な国の狩人の格好。
これは私も出場した。衣装は童話『赤ずきんちゃん』に出てくる猟師の衣装らしい。皮のブーツにぴったりとしたズボン。羽根つきのハットに手には猟銃。初めてする格好に多少恥ずかしさを覚えるが、となりの鷹の着ぐるみをきた人よりかはましだろう。顔だけ外に出ていてかなりみっとも……いや、これ以上は言わないでおこう。
一斉にスタートし、走った先にあるくじを引く。手に取った紙に書かれた文字を見ると……。
『かつら』
と書かれていた。
かつらか……。
急いであたりを見渡し、かつらをかぶっている人を探す。視線が一周したところで――。
見つけた!
急いでかつらをかぶっている人の元まで行くと、猟銃を構え確実にかつらを狙い撃つ。
軽い音がし、かつらは猟銃から放たれたゴムにはじかれ、空を飛んだ。
それを空中でキャッチし、そのままゴールへと持って行った。
結果は十位中四位。まずまずの成績だ。
納得し、かつらを係の人に返すと、微妙な顔をされた。
なぜだろう?
その後、丸まって泣いている校長を見たそうな……。
ちなみに正解はモーツァルトとかがしてるぐるぐるのかつらです。
ちょっと報告。
突発的にファンタジーが書きたくなり、近々新連載を投稿する予定です。
「侍っ娘」を優先でやるので不定期になるかもしれませんが、そちらもよろしくお願いします。




