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Hello,Baby? 終







 ――結局、そのまま追いかけてラジコンの持ち主らしき個人の邸宅を心行くまでリアルサイズラオムさん(1/1スケール)がボコボコにしたり、またニュースになるなと思いつつ帰宅してまた探し回ったり、結局魔連に捜索願を出したりしたものの、我が子は見つかりませんでした。

 とりあえず、久しぶりの食事にラオムさんはご満悦だったようです。……ううっ。



「……まあ、生きてはいるだろう」


 それはそうですけども。


 あ、ちなみに登録はしてあったそうです。いつの間に……というか本当に目ざといですね。

 ですが行方までは……まあ、プライバシーの問題で。


 ……まあ、うん、獅子じゃないですけど崖に突き落とすって言いますか、可愛い子には旅をさせろ、的な……?


「世話しなければならない訳でもあるまい。……ならば、いずれ会いに来るのを待つだけだ」


 それはそうですね。

 まあ、まさかただの衝動って事も無いでしょうし。

 ……いや、なんだかその可能性もあるような気がしてならないような……!


「いいだろう。元気で」


 …………こういう元気じゃないんですよおぉぉお!




 かくして、わたしとラオムさんの変なところを受け継いだ息子は生後間も無く家出し、わたしとラオムさんは再び二人暮しに戻ったのでありました。


「……そう落ち込むな」


 いや、落ち込みますよ、普通。

 ううっ、至らぬ母で……!


「そんな事はない。……まあ、なんならもう1匹作るか」


 ……いえ、同じ事が続いたら再起不能になりそうなので暫くやめておきましょう。







~赤ちゃんはどこから来るの?~ 魔道連盟子作りマニュアル(終)


●最終回 知恵の樹の試作AI(アンク作)


「質問をどうぞ」

「子供は何処から来るの?」

「――まずここに、原初の海がございます」

「生命の誕生からやり直せってか」

「はい」

「……僕たちの戦いはこれからだ!」


 ――ディール先生とアンク先生の次回作にご期待ください。

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