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健康第一、モンスタードック 11







 えー、さて。……現在人間に姿を見せているドラゴンさんはは10匹、見せていないドラゴンさんも4匹おります。あれ、匹でいいんですかね?

 見せていない方々は特に体が大きい方々で、まず長老さんことグランデ氏ですね。あとはバイスさん、ベルクさん、フォンスさん、とそれぞれ順番にお年を召しておられるそうです。

 まあお会いしたことはありませんし、正直怖いのでいいですが。 

 ええ、こうしてグランデさんに会う事になるとはまさか思ってもみませんでした。



「さーて、のう。実は今回呼んだのは顔見せの為だけじゃない!」


 ふむふむ。


「なんと!」


 にゃんと?


「つがいを見つけるとな、何かに目覚める!」


 ……に、にゃんですってー!

 え、いやいやいや、何ですか藪から坊に。いえ、何かに目覚めた事は否定できませんが。

 いきなり14歳に若返りましたか? 中学二年生病ですか?


「言うのう……まあ、本当だしのう。おいちゃん、つまらん嘘はつかん主義だし」

「嘘を吐け。太陽を食った事があるとか、海の水は甘いとか散々言われた覚えがあるぞ」

「そうだっけ?」


 騙されたんですか!?

 最近ラオムさんの性格が段々分かってきたような気がします。

 案外可愛いところがありますよね!


「……煩い」


 あとラオムさんの“うるさい”は殆ど照れ隠しですよね。

 そういう所も可愛いです!


「ドラゴン捕まえて可愛いとはのう。あっはっはっは」

「黙れ」

「こやつは期待の新人でのう。まだまだ伸び代も多い、潜在能力じゃドラゴン一だ。性格には難だらけだけどのう。ちまっこいの、苦労するじゃろーなー」


 それ褒めてるんですかけなしてるんですか!?

 っていうか別に新人でもないですよね。

 突っ込みどころが多すぎます!


「……余計な世話だ。それで、何だ」

「おー、そうじゃった。……うむ、めんどいの。あとは任せた!」


「はいはーい」


 ……と、ひょっこり長老さんの背後から出てきたのは、なんと!


「またお前か」

「またって何!?」


 アンクさんでした。えーと……神出鬼没ですね!


「なんか変に気を使わなくていいよ……ああ、なんか君たちに付き合ってるとすごい虚しくなるね! バーカバーカラオムのバーカ、孫に囲まれて天寿を全うして死ね!」

「お前は今すぐ死ね」

「酷い!」


 なんかこの方が出てくるとコントになりますね。

 未だに脚の裏側に引っ込みつつ、そう思いました。

 ……猫なのにチキンですいません!







●老竜グランデ

くすんだ緑の体に緑の目のドラゴン。

全ドラゴンの内最大級で、鼻先から尾の先まで30メートル以上ある。

その風格から、長老とも呼ばれる。

5991歳。


●紅竜バイス

紅の体に瞳、体長約27メートル、4120歳。

●紫竜ベルク

紫の体に瞳、体長約27メートル、4118歳。

●青竜フォンス

青の体に瞳、体長約27メートル、4114歳。


ほぼ同年代であり、体長もおおよそ同じ。

そのため纏めて扱われる事が多い。

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