被捕食者たち曰く、彼らの生態 -竜と宝猫
国際魔生物研究センターの魔生物総合データベースより
Dragon/ドラゴン/竜
魔物
危険度5 稀少度5 ランクSSS
確認個体数 10体
個体一覧
英名/和名(体色/瞳色)
01 Adonis アドニス(銀/灰)
02 Akatuki アカツキ(黒/赤)
03 Bel canto ベル・カント(白/茶)
04 Cadenza カデンツァ(水/紫)
05 Calamity カラミティ(薄茶/薄茶)
06 Jadis ジャディス(藍/黒)
07 Liberta リベルタ(緑/緑)
08 Mantle マントル(赤/水)
09 Polaris ポラリス(白金/金)
10 Tyrant タイラント(灰/灰)
形態・生態
爬虫類に似た姿をしているが、古代の翼竜にも似た翼を持つ。
鱗に覆われた体と鋭い牙や爪がある。
肉食性で殆どが凶暴であるが、友好的な個体も存在する。
群れは作らず単独で行動する。巣は未発見。
縄張り意識はごく狭い範囲にしか働かないらしく、同じ空を飛んでいても別段争いには発展しないが、気性が特に荒い個体の鉢合わせるだけで戦闘となる場合があり、大変危険である。
戦闘・殺戮を好む暴君型、基本的に不干渉で穏やかな賢者型に分類されているが、賢者型であっても不用意に近づけば危険である。
備考
ベル・カントは好んで動物園等に現れる。魔生物についての情報を度々齎すが、危険度については今だ審議中である。
関連項目
リザード(魔蜥蜴) 翼を持たないがドラゴンに酷似している。
オリエントドラゴン(龍) 翼を持たず、蛇に似た形のドラゴン。
Jewely Cat/宝猫、宝石猫、珠猫
魔物
危険度3 稀少度5 ランクSSS
確認個体数 1体
個体一覧
英名/和名(体色/瞳色)
01 Tian ティエン(薄桃・桃)
死亡個体
Amber アンバー(不明/橙) 2225年、狼の胃から眼球と骨が宝石と共に発見された。
形態・生態
鉱物を食し、また鉱物を造り出す事も可能。
生活については普通の猫とも変わらないようであるが、知能は極めて高く、電化製品も前足や尾、または魔力を使用して使う事が出来る。言葉は話せないものの理解している様子。
輝くような毛並みと美しい眼を持つ。また死亡すると体の一部(眼球、骨)が結晶化したように透き通る。また残留魔力が宝石となって遺される。これらの特徴のため、違法組織による密猟も懸念されている。
しかし少なからず戦闘力も有する。生きた姿を観測された個体はティエンのみであるが、捕獲部隊を振りきり逃走した事は数多い。現在では捕獲ではなく観察の方向で研究されている。
備考
個体での性質なのか種族の性質であるかは不明だが、人懐っこく人里にも稀に現れる。
宝猫の存在が殆ど資料に残らないマイナーなものであるため、ティエンは現在唯一S・SS・SSSの三つの称号を得た魔生物でもある。辛うじて台湾に御伽噺として残っていた話があるため、友好的魔生物としてSSに昇格後、ティエン以外の個体が発見されないためSSSに昇格した。
と言う訳でおまけです、第一章完!
思いつきで始まり思いつきに終わりました。猫好きとか異種間恋愛好きとか色々こじらせました。今は反省している。
でもアレルギーであんまり触れないジレンマ! 猫飼いたい! 飼えない!
ドラゴンも飼いたい。コモドドラゴン的な……
拾ってない部分についてはまた次の章で。
近未来設定が生かしきれない!
途中まで本気で名前を決めてなかったのは秘密。
そして最後に気づいた。……なんか既視感あるなと思ったら、ジュエル●ットか!
●おまけ
名前の由来のようなもの
ティエン:中国語で「甘い」
ティエラ:スペイン語の「地球」
ラオム:ドイツ語で「空間」
ドラゴンさん方の識別名にもそれぞれ意味があったりなかったりです。半分はフィーリングです。言語はごっちゃまぜ。
暇でしたら調べてみてください。
世界を飛び回る彼らですが、何分私の知識が狭いもので海外の描写が難しいです。よって日本びいきの魔物になりますがご容赦ください。
ではまた次の更新でお会いしましょう。