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第4話「コントローラー使い」

「では、勇者たちの決意も固まったところで、早速『()()()()』について説明をしますね」


女神は満足そうな笑みで言うと

待ってましたとばかりに生徒たちが騒ぎ出す。


「特別な力とは、それぞれに与えられた特別なスキル『()()()()()』というものです」


ほうほう。


「この『固有スキル』を確認する方法は簡単で、頭の中で()()()()()()()()()()()()()()()()確認できます」


生徒たちは半信半疑ながらも、

それぞれが言われた通りに

ステータスを確認し始めた。


「うわっ」

「すごっ、ホントに見える」


ステータスが確認できたのか

生徒たちから色めき合う声が聞こえる。


「フーハーハッハッハッハッハッ――!!」

なんか高笑いするやつも一名いる……。


だが、側から見ると各々の前に

()()()()()()()()()()()()()()()()()()


おそらく、()()()()()

自身のステータスを確認できるのだろう。


とりあえず俺も興味はあるし

自分のステータスを確認してみよう。


頭の中で『ステータスを確認したい』と考えてみると……


()()()()()()()()()()()()()()()()


うわっ、本当に出た。


……ん?


―――――――――――

手繰(てぐり) 大和(やまと):Lv1>


【 生命力 】26/26  

【 魔力量 】33/33

【物理攻撃力】24

【物理防御力】26

【魔法攻撃力】33

【魔法防御力】28

【 素早さ 】21


【固有スキル:コントローラー使い】

触れた物を顕現したコントローラーで操ることができる。

―――――――――――


「……………………」


()()()()()()()使()()』って……なに?


よく母親が異世界モノのアニメを

テレビでよく流してたから

俺も暇な時、見てたけどさ……


()()()()()()()()()()


正直、異世界に突然やってきて

ワクワクしなかったわけじゃない。


『特別な力が与えられた』

なんて言われたら、誰だって期待する。


あれ、こんな感じだっけ?


俺は改めてステータス画面を見直す。


……が


やっぱり『()()()()()()()使()()』だ。


んーっと…………


もっとこう……あっただろう!!


めちゃくちゃなチートスキルで

世界を駆け回り、美女たちを颯爽と助けて

モテモテになって、世界を救う。


みたいな?


そんなことができるスキルを

望んでたんだが……


……あれ?固有スキルの……

これは説明文か?


()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。』


あれ、これ強くね?


え……強くね?


()()()()


え、やだ素敵。


触れるだけで操れるとか

強すぎるじゃんコレ〜!

(おまけでコントローラーは付いてくるが……)


思わず顔がニヤけてしまった。


…………いやいや待て待て落ち着け。


まだ笑うな。あ、もう笑ってるが。

一旦、真顔になろう。


これはマジで強い。

正直、魔王にだって触れさえすれば

確実に倒せる。


これはチートだわ。


この力があればマジで

なんでもできるぞ。


『嫌いなやつ、悪い奴を洗脳で懲らしめられるし』

『…………えっちなことも…………できるかも』


男の人っていつもそうですよね……!

っと自分でツッコミを入れて落ち着きつつ


俺は正直、この異世界において

()()()』と思った。


あれ……?

このスキルって()()()()()()()()()使()()()……()()


もし使えたら、俺は現実世界でも

やりたい放題できるぞ!


「みなさん、固有スキルは見れたようですね」


女神の声に生徒たちはステータス画面から

女神のほうを見直す。


「ご満足のいくスキルでしたか?」


ええ、それはもう。


「なんだよこれ!もっと凄い力とかくんねーの?」


不良グループの中の一人が不満を漏らし

それを皮切りに幾つかの生徒たちも


「ねぇ……これって変えられないの?」

「意味不明なスキルなんだけどコレ……」


どうやらスキルには

当たりハズレがあるっぽいな。


みんなチートだったら

ヤバかったかも。

俺の無双が台無しになる。


「ふふっ、最初はみなさん()()()()()()になりますよね。ですが、ご安心ください――」


ん?


「今ある固有スキルは()()()()()()()()()()です」


お、成長できるのコレ?


「ステータスを確認すると、ご自身の名前の横に『()()()』が書いていませんか?」


俺はステータスを開くと

そこには確かに


<手繰 大和:L()v()1()


と名前の横にレベルが書いてある。


「今はまだ召喚されたばかりでレベルが1だと思いますが、魔王討伐の過程で様々な経験や修練をすることで、このレベルが()()1()0()0()()()()()()()()()


レベルの上限は100か。

ゲームの定番って感じがする。


「レベルは1()0()()()()に上がる毎に『()()()()()()()』という追加スキルを1つ付けることが可能です」


レベルが10・20・30……と

上がるごとに1つずつ……


ということは、レベル上限が100だから

()()()1()0()()()()()()()()()()()()()()()のか。


「ただし、カスタムスキルは固有スキルに()()()()()()()()()()()()()()()()()。例えば、固有スキルが『空を飛べるスキル』の場合、カスタムスキルで『魚のように泳げる』といった、空を飛ぶこととは関連のないものは付けられません」


なるほどな。

ということは俺の場合……


【固有スキル:コントローラー使い】

触れた物を顕現したコントローラーで操ることができる。


カスタムスキルで『触れた』ではなく

()()()()()操作できるようにカスタムして

より強いスキルにできそうだ。


「え?じゃあ弱いスキルに幾ら追加のスキルを付けても弱いままじゃねーか」


固有スキルに不満がある生徒が

女神に質問する。


残念だったね。ぷぷー。


「ふふっ、そんなことはありませんよ。その辺はしっかり()()()()()()()()()()、強くなれるカスタムスキルを()()()()()()()()()


納得はいかないまでも

まだ強くなれる可能性があることは分かり

一部の生徒たちの不満は落ち着いた。


「それでは、これからみなさんには一人一人、()()()()()()()()()()()()()()()




…………え?……発表?







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