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異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
2章 ジュエルボックスと原初の悪魔
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白銀美桜02

 わたしたちは、ライブに集中できる。

 でも、詩織は練習に参加しない。

 なんか企んでるな。

 まあ、詩織はわたしたちの中でいちばん年下だけど、大人。

 リーダーは美羽だけど、考えることはみんな詩織。

 

 わたしたちは、一曲一曲確認しながら、リハーサルを行う。

 その間もチンピラの人たちが、飲み物、おやつと世話を焼いてくれる。

 練習がおわりそうになったころ、詩織が帰ってくる。

 詩織を加えて、最終チェックをして終了。

 午後からのライブを迎える。

 本当は夜にやればいいんだけど、ライトとかないから難しい。

 王都に何個かある劇場が使えるようになったら、夜でもできるんだけど。

 それはボスがそのうちなんとかしますって言ってる。


「今日からグッズ販売できるよ。

 限定100個だけど、バッチを作った。

 それとミュージックボール」


「もしかして、今までそれを作ってた?」


「ううん、教えてた。

 チンピラの人たちが作ってくれる」


 詩織が言うには、ボスの人に生産系の魔法を使える人を集めてもらったみたいだ。

 それで、作り方を教えて作ってもらってるって。

 まず、ジュエルボックスのロゴの缶バッチ。

 なんか軽い金属で作ったみたいだ。

 それを10人で作ってもらってる。

 それから、転写の能力をもった人にミュージックボールの複製をたのんでいるみたいだ。

 それは限定20個ってところらしい。


 さて、そろそろステージに立っておこうか。

 でも、それも止められる。

 宣伝とかはボスのほうでしてくれるみたいだ。

 あとは時間になったら、ステージに行けばいいってこと。


「そろそろお時間です」

 黒服の人が呼びに来る。

 わたしたちは、化粧直しを終わって、立ち上がる。

 公園の中央に木で作ったステージ。

 わたしたちは、その上に上がる。


 まわりを見回すと300人くらいのお客さまかな。

 たぶん、向こうも含めて単独なら最高記録だ。


 わたしたちは大きな拍手の中、舞台中央のポジションに行く。 

 あ、あのおじさんもいる。

 腕にリボンを巻いてくれてるし。

 わたしは小さく手を振る。


 全員が持ち場についたとたん、一曲目のイントロが流れてライブが始まるのだった。


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