表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
2章 ジュエルボックスと原初の悪魔
36/293

白銀美桜01

 結局、昨日の売り上げは100万ゴルを超えて、その上、あの羽根は1000万ゴルの値段がつくこととなった。

 宿のグレードも少しあげて、ゆっくり寝られるようになった。

 元の宿って小屋って感じで、べニア板で仕切られたくらいのところだったし。

 怖くてゆっくり眠れなかった。

 

 部屋で売上の報告と次のライブの打合せ。

 あと、今日のライブを詩織が録音していたらしい。

 一曲ごとにビー玉くらいの大きさのミュージックボールに入ってるみたいだ。

 きのう、一個コピーして少年に渡したって。

 これを大量につくれたら、CDみたいなものができる。

 詩織の手作業だからまだ大量にはつくれない。


 あと宿で聞いたら、転移師って言う人がいて、絵や写真を神や布に転写できるみたいだ。

 だから、写真なんてものもあるみたい。

 ただ、一枚でとんでもない値段がするらしいけど。

 それにインスピレーションを得て、詩織が作ったのがチェキみたいなやつ。

 手のひらサイズの紙に風景を転写することができる。

 でも、値段を計算したら一枚10000ゴルってことになる。

 まだ物品販売は先のことみたいだ。


 次の日、なんか昨日のチンピラのボスとか言う人が宿屋に来る。

 お礼参りみたいなものと思ったら、そうじゃなくて。

 顔のやけどが生々しくて、すごいこわもての人だ。

 でも、昨日の詫びと今日から設営とか手伝ってくれるってことだった。


「どうか。昨日のお詫びに手伝わせてください」


「べつにいいですよ。

 準備くらい自分たちでできますし、バダイもいくら払っていいかわかんないし」


「報酬なんていりません。

 手伝えるだけで十分です」


「いえ、まだ自分たちでやれますし」

 うん、何を企んでいるかわかんないし、ただほど高いものはない。

 でも、美羽が断ると、チンピラの人は土下座をしだした。


「わたしたちのためにどうぞ手伝わせてください。

 なんでもします。

 だから、助けると思って」

 なんか土下座のまま、泣き出すし。

 うんっていうまで、頭を上げるつもりないみたいだし。

 それほど、美羽と一夏が怖かったのかな。

 とにかく、少してつだってもらうってことで納得してもらった。

 それとファンの人たちによろしく伝えてほしいとのことだ。

 何があったかわかんないけど。

 そういえば、あの大きなおじさんに昨日のチンピラが吊り上げられてたな。

 

 ボスはたちあがり、早速部下たちに指示を出す。

 公園の一番いい場所を取れって命令する。

 そして、そのボスの袖を詩織がつかむ。


「なんでもしてくれるんだよね」

 詩織は、ボスを捕まえて、なんか話を始めるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ