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異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
最終章 ジュエルボックスと原初の悪魔たち
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白銀美桜08

 そのあと、わたしたちはもう一度アイドルを頑張ってみることになった。

 解散とかいう話はなくなった。

 向こうの世界ではトップアイドルだったんだからね。

 中途半端なアイドルには負けないって自信もあったんだ。


 わたしたちジュエルボックスは快進撃を続けることになる。

 むこうの世界では10年、ライブをやってきた。

 それも大きなハコで。

 こっちでいうと武道館くらいのステージをこなしてきたんだ。

 普通のアイドルに負けるわけはない。

 それに向こうでいろいろなことも試してきた。

 コンテンツのストックも十分。

 それだけじゃない。

 向こうでの不思議な力が残っている。

 派手な動きをしても疲れが少ない。

 それに声量も大きくなっている。

 

 わたしたちのライブ映像がネットで流れて、話題となった。

 そこから、どんどんメディアへの露出が増えていった。

 ダンスも歌も完成度高すぎって感じで。

 すごいバズりかたになった。

 そして、1か月くらいたったときに、なんか太いスポンサーがついたみたい。

 グッズや楽曲の売上がとんでもないことになった。

 ランキングも急上昇で駆け上って、一位となった。

 そうなると、みんなに認められるようになった。

 やっぱり、わたしたちの一番の難点は知られていないこと。

 一度聴いたら忘れられない歌。

 一度観たら忘れられないダンス。

 一度来たら忘れられないライブ。

 わたしたちはそれができる。

 だから、すぐに大きな会場で単独でライブをすることとなった。

 

 それからは、こっちの世界でも目が回るような忙しさになった。

 もちろんコンテンツは10年分のストックがある。

 それがなかったらこなせないくらいのスケジュールになった。

 わたしたちは半年もしないうちにトップアイドルとなったのだった。


 これもあの世界のおかげだ。

 あと、リヴァイアさんたちだけど。

 1週間くらいで、詩織の家を出ていくこととなった。

 詩織の家でスラリムくんがテレビやネットで何か調べものをしていたらしい。

 それで、一週間したらスラリムくんが全部わかったとか言って出ていったみたい。

 そのあと、一か月くらい姿がみえなかった。

 もちろん、わたしたちも一か月休んで、次の展開を考えてたんだ。

 それで、ライブを再開させたら、リヴァイアさんたちは戻ってきた。

 どこで何をしていたんだろう。

 それからは向こうの世界と同じように応援してくれた。

 そして、今もライブをしたらどこへでも来てくれている。

 こっちの世界でも不安とかあったけど、リヴァイアさんたちのおかげで勇気づけられた。

 本当に、彼らはわたしたちを推してくれている。


 さて、次のライブは武道館だ。

 アイドルにとっての目標の場所だ。

 わたしたちは、最高のライブのために練習に勤しむのだった。

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