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異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
6章 ジュエルボックス帝都ツアー
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白銀美桜12

 帝国ツアーは終わった。

 大成功っていってもいいんじゃないかな。

 みんな喜んでくれたと思う。


 それにしても、皇帝の人。

 すごくいい人だったな。

 事前に聞いてたのと凄く違う。

 横柄で気難しい人って言ってたけど、そんなことはない。

 謁見のときも壇上から下りて土下座までしてくれたし。

 すごく腰の低い人だった。

 さすが、大国の皇帝は違う。

 パトリックの王なんてクズだったのにね。

 そのあとも食事とか部屋とかのグレードを上げてもらった。

 国賓待遇だって言ってた。


 帝都を立つ日も見送ってくれた。

 なんなら、王国まで同行するとか言ってたけど、側近の人に止められてた。

 あと、一年に一度帝都ツアーをすることとなった。

 市民がすごい気に入ってくれたらしくて、皇帝自らの依頼だった。

 最後に美羽の手を握って、すごく長いこと話していた。

 すごい気遣いの人だったな。


 あと、戦争は終わったみたい。

 それは皇帝が自ら約束するとのことだ。

 これで平和になるといいな。

 わたしたちにはなんの力もない。

 歌が世界を変えるとかいうけど、歌にはそんな力はない。

 今回の戦争でも何一つできなかった。

 危険な戦争に市民を送り出すこと。

 平和の使者として、帝国でライブやること。

 こんなことしかできなかった。

 でも、歌は平和の象徴。

 歌で平和にすることはできないけど、平和だから歌が楽しめる。

 とにかく、できることをやるしかない。

 わたしたちはアイドル。

 だから、アイドルしかできない。


 帰りは直行便。

 警備もすこし軽くなったし、すこしは観光も楽しめるかも。

 3日くらいの旅だったな。

 精一杯楽しむぞ!

 

「じゃあ、反省会やるよ」

 馬車の中で美羽が反省会を始める。

 そうだった。

 帝都ツアーの反省会とかやってなかった。

 

「まず、美桜。

 ダンスが雑。ごまかしが多かったよ。

 ちゃんと覚えてね」

 美羽がノートを持っていう。

 わたしたちは、馬車の中で大反省会を行うのだった。

 やっぱり、観光どころじゃなかったのだった。

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