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異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
6章 ジュエルボックス帝都ツアー
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龍王リヴァイア07

「わからないのか?

 押されているのはお前のほうだろう」

 猿が猫ニャンを指さす。

 確かに猫ニャンは防戦一方って感じだ。

 ただ、こいつの場合、負けそうとかいうのを信用してはならない。

 おちょくっている場合もあるからだ。

 

「押されている?にゃん」

 なんのことかわからないと言うように、猿を見る。

 

「おまえは飛ぶことはできない。

 空中では筋斗雲を使える俺のほうが有利だ。

 おまえは空中で加速できないのだからな」


「つまんないにゃん」

 猫ニャンの背中から黒い翼が生えてくる。

 蝙蝠のような翼だ。


「悪魔はみんな羽根を持つにゃん。

 お前程度、別に羽根がなくても大丈夫だけど、見せてやるにゃん」


「なにを。

 もう遊ぶのはやめだ。

 全力で倒してやる」

 猿の闘気が上がる。

 それに対して、猫ニャンの闘気がなくなる。

 どういうことだ。


 猿が猫ニャンに迫る。

 猫ニャンは右手を猿に向ける。

 飛んでくる猿を右手で受け止める。

 猿の突進はそこで止まる。

 猿は棒を振り回すが、猫ニャンに届かない。

 猿の攻撃を防いだだけでない。

 猫ニャンは右手を前に押し出す。

 その動きに合わせて猿が吹っ飛ぶ。

 

「休憩は終わりニャン。

 まだ、練習があるにゃん。

 佐那に怒られるにゃん。

 妾のダンスは雑だって言われるにゃん」

 猫ニャンは、戻ろうとする。

 そこにいつの間にか猿が回り込んでいる。

 なんかボロボロになっている。


「これで終わりだ。

 油断したのが間違いだ」

 

「じゃまにゃん」

 猫ニャンの猫パンチが一閃する。

 それで、猿は遠くに飛ばされる。

 

「じゃあ、戻るにゃん。

 あとはたのむにゃん」

 猫ニャンはそう言って、ステージのほうに戻っていくのだった。


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