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異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
6章 ジュエルボックス帝都ツアー
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龍王リヴァイア04

 猫ニャンと猿はもう一度拳を交える。

 猿は空に飛び上がり、猫ニャンはジャンプして追う。

 猿の棒は伸びたり縮んだりする。

 距離感がつかみにくい武器だ。

 それに何でできているのか強い素材だ。

 猫ニャンのパンチを受けても、折れたり砕けたりしない。


 ただ猫ニャンもその棒の攻撃をうまく受け流している。

 直撃は避け、猫パンチではじく。

 我の攻撃も猫ニャンには流されてしまう。

 猫ニャンに防御力はない。

 だが、猫ニャンは攻撃で攻撃を防ぐのだ。

 

「クロウといい。ケットシーといい。

 俺は悪魔を舐めていたようだ。

 今から神の力を解放する」

 

 猿はそう言うと、身体に力を込める。

 猿の身体が輝き、頭の上に光の輪が現れる。

 聞いたことはある。

 これは神の印だ。

 猿の身体は光につつまれ戦闘力が上がっている。


「ふうん、それが神の力にゃん」

 猫ニャンは無造作に猿に突っ込んでいく。

 こいつは考えることがない。

 とにかく、目の前のものを壊す。

 そういうやつだ。


 覚醒した猿はいままでと違う。

 猫ニャンの攻撃を簡単に避け、一撃を加える。

 それを猫ニャンはブロックする。

 猫ニャンはそのまま吹っ飛ばされる。

 猫ニャンは地面に落ち転がる。

 あの攻撃は猫ニャンでは防げない。

 なんとか受け身はとっているのだろうが、ダメージを受けただろう。


 猫にゃんもギアを上げなければならない。

 しかし、所詮軽量すぎる。

 身のこなしは素早いが、相手にダメージを与えるのは難しいだろう。

 どっちにしても猫ニャンには相性が悪い。

 我は鳥のほうを見る。

 鳥も同じ考えのようだ。

 この猿には我のパワーか鳥の炎、じじいの魔法あたりがいい。

 タッチ交代だ。

 我は前に出ようとする。


 その前で猫ニャンが立ち上がる。

 もういい。

 お前は我らの古い友達だ。

 我らがなんとかする。

 それに、お前はもうジュエルボックスに欠かせないメンバーなんだ。

 我らは猫ニャンを止めようと、猫ニャンの元に向かうのだった。

 

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