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異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
6章 ジュエルボックス帝都ツアー
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白銀美桜06

 ツアーは順調に進んでいった。

 どこの会場でも、大盛り上がり。

 話に聞く限り王国に対する印象が良くなったって。

 敵対してた国だけど、同じ音楽で盛り上がれるってなると、少し親近感がわくみたいだ。

 同じ人間だと思ったら、仲良くできるよな。

 音楽は世界を救うとか大きなこと言うわけじゃないけど、そういうことじゃね。


 あとはこの町でライブをして、帝都にはいる。

 帝都に近づくにつれて、町の規模は大きくなってくる。

 ここは帝国第二の都市らしい。

 会場もすごく大きくて、東京ドームの半分くらいはありそう。

 普段はスポーツや闘技場として使われるみたい。

 オーケストラとかならできるけど、ライブで使われるのは初めてらしい。

 それは、詩織の音響システムがあってはじめて可能となっている。

 詩織に感謝。


 明日のライブに向けて、みんながあわただしく動く。

 5つ目の町なのでみんな慣れてきている。

 わたしたちの緊張もそれほどではない。

 緊張は不安の現れ。

 あまりライブにいい影響を与えない。

 いかにリラックスするかもライブに向けて重要なこと。

 それと、美羽や佐那は妥協を許さない。

 ツアーでもよりよいものを追い求める。

 だから、大道具にまで手をつける。

 ある意味、スタッフ泣かせだ。

 今日も舞台装置の一部を作り直すこととなった。

 それは大工のモーリスさんが対応してくれた。

 あの人はツアーのために雇った人らしいけど、すごい腕があって文句もいわずに対応してくれる。

 マネージャーがツアーが終わってもスタッフに入ってほしいと言ってた。


 とにかく、明日のライブが終わったら、帝都だ。

 わたしたちのライブは口コミですごいことになっているらしい。

 帝都では3日間の公演となるけど、チケットは完売みたいだ。

 明日も2,000人くらい入るみたいだけど、満席になっているようだ。

 もう、町をうろついたりできないみたい。

 ツアーってもっと旅行みたいなもんかなって思っていたけど、宿屋と会場の往復だけになっている。

 王都での宿舎と劇場の往復と同じだ。

 帰りは観光とかすこしはできるのかな。


 とにかく、わたしたちの世界は広がっている。

 むこうでは解散直前だったわたしたちなのに。

 とにかく突っ走るしかない。

 スタッフが仕事をしている中、舞台では最終チェックを行う。

 ライブは生き物だ。

 途中どんなトラブルがあるかわからない。

 だから、なにがあっても素早く修正できるように備える。

 そのためのリハーサルだ。

 わたしたちは美羽の指示で、立ち位置とか曲順を確認。

 最後に一曲だけ通しでやって、リハーサルを終えるのだった。


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