表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
5章 ジュエルボックスと帝国侵攻
179/293

王都軍兵卒アボット06

 すごいすごい。

 リヴァイアさんもフェリクスさんもスラリムくんも。 

 あの人たち、ジュエルボックスの熱狂的なファンの人だってことしか知らなかったけど、八本剣や宮廷侍従長だったんだ。

 まとっているオーラみたいなのが違うと思ってたんだ。

 それに、いつもつるんでいるのはそういうことだったんだ。

 あの人たちがいるかぎり大丈夫だ。


 それからなんか空に魔法陣みたいなのが現れたんだけど、いつのまにか敵陣の方に行って発動したみたいだ。

 そのとき、ノスフェラトゥのおじいさんが前に出てなんかやってたんだけど、まさかな。

 あの人はボケて徘徊している人って聞いてる。

 たぶん、じぶんも戦っていると思っているんだろうな。

 可哀そうだけど幸せな人だな。


 さて、目の前の敵が逃げていくのがわかる。

 とりあえず、一安心だ。

 今日は死ぬ覚悟で来たんだけどな。

 なんとか生き延びたみたいだ。


「みんな行くぞ!」

 隊長のキリシュさんが叫ぶ。

 え?いくの?

 しかたない。

 王都を守らないといけないからな。

 ここで、敵を退けないと。

 わかった。がんばる。


 ぼくは走り出す。

 でも、こんなに重い鎧を着てるのに走れる。

 そういえば、この鎧を着て中央広場までたどり着くのは大変だった。

 重くて全然動けなかったのに、今は走れる。

 槍と大楯とか持っているのに。

 ぼくは一番前にいたので、先頭で走る。

 なんか、敵の後ろが近くなってくる。

 って相手の最後って馬だよね。

 それに乗ってるのは、あの隊長の人だ。

 よし、スピードアップだ。

 ぼくはギアを上げる。

 とにかくあの隊長を捕まえればいい。


 ぼくは盾と槍を捨てる。

 そのまま、飛び上がる。

 え、このジャンプ力何?

 ぼくはゴーディの後ろに飛び乗る。

 そのまま、だきついて、いっしょに馬から転げ落ちる。

 ゴーディを掴まえて地面に叩きつける。

 

「お前は…ゴードンを倒したやつ。

 この身のこなし、やっぱり八本剣のひとりなのか」

 ゴーディはそう言って意識を失う。

 

 違うよ。

 ぼくは一兵卒だよ。

 とりあえず、ぼくは拳を挙げて叫ぶ。


「敵の大将ゴーディ、取ったどー」

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ