表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/293

白銀美桜09

 アンコール曲が終わる。

 だいたい、一時間くらいのライブだった。

 

「よかったよ」

「また来るね」

「つぎはいつするの」

 そんな言葉をかけて、お金を布の上においてれる。


「ありがとうございます。また来てくださいね」

 わたしたちはその前で手を振ったり、お礼を言ったり。

 まあ、地下ライブでやってたのと同じなんだけど。

 向こうでは握手会やチェキなんかしてたな。


 ライブの片付けをして、美羽がお金を数える。


「発表、今日の売上は…

 110000ゴルです」


 みんな手をたたく。

 これでなんか一息つけそう。

 やっぱ余裕がないと雨がふったらどうしようとか考えちゃうし。


 とにかく、この後夕食まで買い物の時間となる。

 ずっと衣装ってわけにもいかないし、まず服から。

 こっちでは古着屋を作業着屋が主流みたいだ。

 わりとましそうな古着を買う。

 上着以外は一枚100ゴルって感じだ。

 それから下着、これは古着ってわけにもいかないし、一枚100ゴルくらい。

 詩織が布地がほしいっていうから、少し布地も買う。

 あと、髪の毛の油とか紙とかタオルとかそういうものもそろえる。

 それで3000ゴルくらい使ってしまう。


 あとはお風呂、魔法でお湯を沸かして、それを貯めてあるところからすくって身体を洗う。

 湯舟ってないから、シャワーっていうか行水って感じ。

 でも、さっぱりすることができる。

 ついでに衣装とか下着とかを洗濯しておく。


 あと夕食も昨日より豪華なやつを、パンとスープ以外に謎肉のステーキがついたやつ。

 謎肉は牛肉っぽくて思ったより柔らかかった。

 向こうの外国産ステーキの店のお肉くらいのグレード。

 まあ、食べられる。


 これで、生活の基礎ができた。

 

 ごはんのあとは打合せだ。

 詩織が布地から衣装を作り出している。

 この子の創作能力はすべてにわたる。

 絵もうまいし、デザインもできる。

 詩織いわく、音楽のような形のないものは材料がいらないが、衣装のような形のあるものは材料が必要らしい。

 それで詩織は布地を欲しがったのだ。

 5人分の新しい衣装ができる。

 セーラー服デザインの衣装だ。

 とにかく、だんだんいろいろなことができるようになってくる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ