表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
5章 ジュエルボックスと帝国侵攻
143/293

マネージャーキリシュ06

「今度は全滅させてもいいんじゃな」

 じじいが身を乗り出す。

 やっぱこのじじいボケてるな。

 とりあえず、無視だ。


「それなら簡単ね。

 このトカゲでもできそうだわ。

 こいつ力の加減とかできないの。

 ばかだから」

 姉さんがおっさんを挑発する。


「おまえもだろ!

 あら、人間って燃えやすいのね。

 とか言ってんじゃねえよ」


「まあまあ。

 今回は簡単そうだし受けようよ。

 それに帝国の支配になったらライブとかできないかもしれないし」


「「何だって!それは困る」」

 喧嘩をしていた2人がスラリムを見る。


「じゃあ今から全滅させてくる」

「わたしも」

 おっさんと姉さんが立ち上がる。


「今じゃないんです。

 将軍に任命されてですね。

 みなさんのお力を貸してほしいというわけです。

 あくまで軍の中で戦ってもらうということです。

 もちろん十分な謝礼は支払います」

 俺はおっさんたちを止める。

 2人でなんとかなる問題ではない。

 それにしてもさっきからのこいつらの話、どこまで本当なんだ。

 もしかして、全員ボケてるとか。

 まあ、これほどの手練れは探してもなかなかいない。

 手ごまとしては最強だ。

 コントロールは難しいがな。


「じゃあ、またお声をかけさせていただきます」

 とりあえず、交渉成功だ。


「ああ、いつでも言ってくれ。

 帝国軍なんて我一人でも全滅させてやる」


 10人とかそういうのじゃないんだ。

 何万人という軍隊なんだけどな。


「はい、頼りにしてます。

 みなさんが味方してくれたら百人力です」

 わたしはそう言って机の上の伝票を持って出口に向かうのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ