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異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
4章 ジュエルボックスと市民革命
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龍王リヴァイア06

 この国、オワタ。

 やっぱ猫ニャンはやばいわ。

 やつがトテトテとあるいていく先がみんな瓦礫となる。

 さすがに破壊をつかさどる原初の悪魔のひとり。

 こいつとだけは喧嘩したくないわ。


 我は、時々周りの壁をこわしたりして手伝ってるポーズをとる。

 考えているのだ。

 この後のことを。

 しかし、この国は終わってしまうだろうな。

 次の国はどこがいいかな。


「スライム。これからどうする?」


「どうするってなるようにしかなんないでしょ?」

 こいつは楽天的だ。

 深く考えているようで何もかんがえていない。

 鳥は深くも考えていないだろうが…


「この国は終わってしまうだろう」


「でしょうね」


「だから、次はどこにいくかとかだな」


「今考えても仕方ないよ。

 それに、ぼくはジュエルボックスと音楽があればそれでいいんだ。

 国なんてどうでもいい。

 NO MUSIC NO LIFEなんてね」


「それでも…」


「この国はもう終わってたよ。

 それがすこし早くなっただけだよ。

 それに、人間も捨てたもんじゃない。

 国がなくなったらなんとかするものだよ。

 それが以前より悪いって決まっていないよ。

 むしろ、イノベーションを起こすには破壊が必要なんだ。

 それが今なんじゃない。

 そのためには、ちゃんと破壊しないとね」

 スライムはスライムの体になって前の方に飛んでいく。

 そして、猫ニャンといっしょに破壊を始める。


 じじいも死んだ兵士たちをゾンビ化して、破壊をさせている。

 こいつら、本当にバカだな。

 その時、我の肩が叩かれる。


「トカゲ。ごちゃごちゃと考えないの。

 なるようにしかなんないよ。

 じゃあ、楽しんだもの勝ちだよ」

 鳥が我に微笑む。

 そうだな。

 ノー・ジュエルボックス・ノー・ライフだ。

 逆にいえばジュエルボックスだけあればいい。

 

 我の目の前で城の入り口が吹っ飛ぶ。

 猫ニャンだな。

 あの王、むかつくやつだったな。

 我がぶん殴ってやろう。

 我は遅れを取らないように、鳥の後に続くのだった。

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