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異世界アイドル転生譚 転生したら魔王たちに推されて最強です  作者: PYON
4章 ジュエルボックスと市民革命
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空の女王フェリクス02

 キリシュからは八本剣とかいうのはあまり倒さないほうがいいって聞いてる。

 それなのにあのトカゲは。

 そういうの倒しちゃったんじゃないの。

 わたしは雑魚を少し殺しただけだよ。

 べつにジュエルボックスの邪魔とかしてないよ。

 とりあえず、言ってやんないとな。

 あのトカゲわかんないから。

 バカだからね。


「リヴァイア、八本剣を倒しちゃだめじゃん」


「ちがうんだ。

 こいつら、弱すぎるんだ」


「それにしても、キリシュに言われたよね。

 八本剣を倒したら戦争になって、ジュエルボックスが追われることになるって」


「それはそうなんだが。

 いくらなんでも、こいつら弱すぎないか。

 わかった。

 こいつら影武者とかそっくりさんとか。

 八本剣じゃなくて、八木剣とか。

 そういう感じのやつじゃないのか?

 なあ、そこの大きいの」


「なんだと!俺たちを偽物扱いするのか」

 大きいのは大きな声を上げる。

 あいつが八本剣?確かに弱いかも。


「すまん。あまりに弱いもんでつい疑ってしまった」


「そうよ。こいつバカだから、手加減とかできないの」


「手加減?そんなことで俺を倒せるとでも思っているのか。

 わたしの剣は岩でも砕く。

 俺は漸岩剣のマフィだ。

 おまえらなんか一撃で粉々にしてやる」

 大きいのはこっちに向かってくる。

 じゃあ、このバカトカゲに手加減というものを見せてあげましょう。

 わたしは一番弱い炎を手に宿す。

 マフィはわたしに向かって大きな剣を上段から叩きつけてくる。

 こいつもバカなの。

 そんな大振り当たるわけないじゃん。

 わたしは紙一重で避ける。

 そのまま、マフィの懐に入る。


「みてなさい。バカトカゲ。

 手加減ってこうするんだよ」

 わたしは手に宿した灯火をマフィに叩きつける。

 そのとたん、マフィの上半身は炎につつまれ、消し炭となって崩れるのだった。

 あっ、ほんとに弱すぎ。

 トカゲが言うだけあるわ。


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