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第12話:ドキドキ異世界過去話~私、ジュジュ。身バレしちゃったの~



「えっ、え~と……特に隠してることはない、かな?」

「嘘ですね」

「うぐっ」


 誤魔化そうとして無理でした。


 ………いや、でも、マジな話、隠し事が多すぎてどれの事かわからん。


 ………話せそうな内容なら正直に言って怒られる、無理な奴なら適当に誤魔化す方針で行くとしよう。



「あ~………その、リナさん?何について聞きたいのか教えてくれないと、答えようがなかったり………」

「では、お嬢様。単刀直入にお尋ねいたしますが、お嬢様は何者ですか?」

「何者………って言われても、私は私だとしか」

「………そうですね。では言い方を変えましょう。………私が知りたいのは、お嬢様、貴女のルーツです」



 リナさん、まさかのキラーパス。


 ガチ目に話しちゃいけない………というか話せないタイプの話題振ってきた。


 う~ん………リナには悪いけど、ここはノーコメで行かしてもら。



「………どうやら、答えてくださるつもりはないようですね?」

「いや、その、ごめんなさ」

「なら結構です。こちらにも考えがあります」


 そういったリナが、私の肩を掴んで。




「………あの、リナさん?」



 

 しとしとと降り注ぐ雨の音と、2人分の息遣いと心臓の鼓動。


 ガス灯の灯りを受けて妖しい色を帯びた、熱っぽく潤んだ紫紺色の瞳が、無力な獲物を嬲る捕食者の眼で私を見下ろす。


 金木犀の花のような甘い香りに、頭がクラリとする。


 白く細い指が、コワレモノにでも触れるように、私の頬を撫で。



「ってリナ!?待って、いったん待って!!追いついてない、私っ、現状に追い付けてないから!!!」

「おや、こういうのはお嫌いでしたか?」

「嫌いっ………ではないけども!!急すぎるって言ってんの!!」

「急ではありませんよ。ただ、お嬢様が口を割って下さるまで、私の唇と舌で物理的に口を割ってしまおうかな、と」

「なんでそうなる!?もっとあれよ、もっと他に色々あれよ!!」

「というわけでお嬢様、これから10秒たつごとに、お嬢様の敏感な部分を触らせていただきます。………まぁ、お嬢様が私とニャンニャンしたいというのなら別ですが、そうでない場合は早めに口を割ることをお勧めいたします」

「いや、ほんと、いったん落ち着い」



 ちゅっと、優しく食むようなキスをほっぺにされた。


 艶めかしい赤色の舌に、首筋をゆっくりと舐られる。


 厚手の病人服の裾を割って侵入した指先に脇腹をそっとなぞられて、背筋がゾクゾクッとして、「ん、ふあぁっ」と、今まで出したことのないような声が漏れてしまった。



 ………これは、マズい。


 早く何とかしなければ、美味しく激しく性的に食べられてしまう。


 ………イチかバチか、《怪力の巨神(カブラガン)》を発動して脱出を狙うか。


 耳たぶを甘噛みされながらも、気合と精神力で、術式を構築し。



「………ああ、お嬢様。抵抗なさっても構いませんが、私、実を言うと今、少々抑えが効かない状態なのです。あまり逃げたりして昂らせないようにしていただきたいのですが………」



 ………詰んだじゃん、どうあがいても詰みじゃん。


 ………まぁ、どちらにせよ、一生隠し通しておけるような話でもなかったし、仕方ないか。


 意を決して、口を開き。



「あのっ、リナ!実は私」

「えい」

「んふぅっ!?」



 全てを話そうとして、口の中に指を突っ込まれた。


 抗議の声を上げる暇もなく、細い指に、歯茎をゆっくりとなぞられる。


 舌を優しく摘ままれて上手く息が吸えない中、体の奥、今まで知覚した事もなかった内臓が、ジンジンと、確かに熱く疼いた。


 強制的に口を開いたまま弄り回されることしばらく、何に満足したのかニコリと微笑んだリナが、そっと手を放してくれた。


 指先に付着した、キラキラと銀色の玉の緒を曳く唾液を、まるで私に見せつけるみたいに、赤い舌の先が舐め取っていく。


 「ほぅ」と、熱い息を吐いたリナが、妖艶に笑い。



「…………あの、リナさん?今、私、話そうとしたんですけど」

「あら、申し訳ございません、お嬢様。貴女があまりにも()()だったもので、少し汚したくなってしまって」

「………もう何でもいいけどさ、割とまじめな話だから集中して聞いてほしいんだけど?」

「かしこまりました、お嬢様」


 笑顔でそう言ったリナが、私を抱きしめて同じベッドに潜り込んできた。

 そのままギュッとするのにとどまらず、首筋に顔を埋めてスンスンと匂いを嗅いでくる始末。

 ………なんかもう疲れたし、別にいいや。



「リナリア。先に言っておくけど、今から話す内容はリナリアからしたら信じ難いものだと思う。私自身、何が起こったのか全部把握できてるわけじゃないし、私の頭がとっくにおかしくなってた可能性だってある。………だから、話を聞き終わった後、私をどうするかは、リナリアが決めて欲しい」

「………承知いたしました、お嬢様」



 ………正直、今から話す内容に抵抗がないと言えば、嘘になる。


 もし、もしリナに拒絶されでもしたら、私はきっと、耐えられない。


 だが、それでも、これは、私が負うべき責任だ。


 大きく息を吸って、吐いて。




「………まず最初に言っておくと、私は………いや、()はジュジュじゃない」





「俺には、こことは違う世界で、吉備津小路(キビツコウジ)英二(エイジ)という名前の人間として生きて、死んだ記憶がある」




















「………なるほど、異世界、ですか」

「………まぁ、そういう事だ」

「ま、どっちにしろ大した話じゃありませんね」

「だから俺を殺すならうん今なんて?」

「だから、大したことじゃないって言ったんですよ。………そりゃあ、少しは驚きましたけど、だからと言って私がお嬢様を嫌いになるわけないじゃないですか」



 ベッドに寝転がったままそう言って、リナが、困った子でも見るような目で私を見た。


 微妙に気まずい視線から、ぷいっと目を逸らし。



「というか、お嬢様、ひょっとして、前世は男だったりします?」

「………だったら何?」

「いえ、ただ………お嬢様に私の体の隅々まで見られてしまったな、これはもう責任取ってお嫁さんに貰ってもらうしかないなと」

「なんでそうなるのよ」

「あうっ」


 馬鹿なこと言うリナのおでこにデコピンして、まぬけな悲鳴が上がった。

 涙目で呻くリナの頭を、そっと撫でて。




「………ありがと、リナ。少しだけ楽になった」

「お役に立てたのなら光栄です、お嬢様」



 蕾が綻ぶように微笑んだリナが、ぎゅっと、私を抱きしめる。


 ………緩やかに脈を打つ心臓の鼓動と、呼吸音。


 眠気のせいか、世界が次第に朧気になっていく。


 霞んだ視界で、ふと、部屋の隅の暗闇を見て。





「じぃーーーっ」

「じぃーーーっ」




 ………トーテムポールよろしく、幼女2人が縦に重なってこっちを凝視していた。


 どうでもいいけど、わざわざ口に出して「じぃーーーっ」って言うのは何なんですかね?


 というか、君たち、もしかしなくてもずっと見てたな?


 瞬きすらせずに<●><●>みたいな目を向けてくる2人に、僅かに怯みつつ。



「………あの、そんなに見られると、恥ずかし」

「えっちだ」

「えっちだ」

「そういうのやめてくれないかな!?」

「?」

「?」


 こっちを指差してそんなことを言う2人に思わず声を荒げ、何言ってるかわからないとでも言いたげにコテンと首を傾げる2人。

 なんだか妙な空気が漂う中、部屋の扉がガチャリと開き。



「へい、ジュジュちゃん、頼まれたモンは全部買ってき………あ~、その、すまん、ジャマしたな?」

「待ってデッカードさん見捨てないで気を遣わなくていいから」

「いや!何も言わんでいい、ただあまり無茶はするなよ?」

「あっ、ちょっ、このっ………逃げるな卑怯者!逃げるなァ!!」



 山盛り荷物を抱えて入ってきたデッカードさんが、クルリとUターンして消えていった。





















「う~ん………調整はこれくらいで十分、かな?」

「………マジか、この短時間でこれ作ったのか」

「あたりきよ、ジュジュちゃんは天才なのだ」

「おー」

「おー」



 ガシュンガシャンと駆動音を鳴らす()()を動かして振り向き、幼女2人がキラキラした目で私を見上げていた。

 意識を集中させて、()()()()()()()()()()()()()



「逆関節可変型2脚、【長足のワルツ(パンタロン)】。即興で作った義足にしちゃ、結構上出来でしょ?」

「いや、上出来って言うか………そもそも、義足なんざそんなすぐに動かせるもんじゃないだろ」

「そこはまぁ、この目でちょちょいとね」



 今回私が作ったのは4つ。


 密室内での高機動戦闘を想定した逆関節可変型2脚【長足のワルツ(パンタロン)】。

 暗視機能と空間知覚能力の強化に加え、情報処理能力にバフを掛けるアメジスト削り出しの義眼【痾眼の智(ミーミル)】。

 戦闘補助用の機械化武器腕【阿修羅(アスラ)】。

 そして。



「………本当なら、こんな事したくなかったんですけどね」

「だってェ………体が動かなくてェ………」

「ふざけないでください」

「あうっ」

「まったく………お嬢様の背中にこんなものを彫るだなんて………結構よかったですね、またやりたいです」

「なんで!?」



 私自身の背中に刻んだ、紅梅の刺青。


 思考拡張・高速化術式【紅梅】システム。


 脊椎から脳に至るまでの神経系に魔力で刺激を加えることで活性化させ、更に、私の脳を魔力による疑似的な知性回路と接続し、通常の人間の限界をはるかに超えた情報処理能力を得る荒業だ。

 ………もっとも、感触的に、連続で使えば疲労がやばい事になりそうではあるが、その程度は些細な問題だろう。


 合計6つの腕による飽和射撃と人間ではまず知覚しようのないレベルの機動力、そしてそれらを最高効率で運用する火器管制システム。


 ふっふっふ………勝ったな、風呂入ってくる。



「お嬢様、ふざけてないでまじめにやってください」

「ふざけてないよ。リナの義手だって、ちゃんと作ってあげたでしょ?」

「そうですね、特に軋んだりするわけでもなく、違和感もありません。正直に申し上げれば、以前の腕よりもずっと高性能に思えます。どう考えてもお遊びでつけたとしか思えないショットガンが無ければ完璧だったのですが」

「何言ってんの?バトルメイドさんの義手に散弾銃仕込まないとか逆に失礼でしょ?」

「………?すみません、よくわからな………いえ、異世界の風習なのですか?だとすれば申し訳ないのですが、私にはよくわからな」

「冗談!冗談だからマジレスしないで!?」

「まじ………慈悲無き者(マーシレス)、ですか?」

「なんでそうなる!?というか聞き間違うにしてももっとあっただろ!」

「モット=アッターダロ?………申し訳ありませんが、お嬢様、私、まともに勉強したことがないので、人名とかそういうのはよくわからなくて」

「ちがう、リナ、そうじゃないの」


 困ったように眉を顰めるリナとアンジャッシュめいた会話を交わし、リナが口元をニヤニヤさせていることに気づいた。

 …………。


「リナ、さてはわざとでしょ」

「あら?今更気づかれたのですか?」

「えいっ」

「あぶっ」



 いたずらっ子みたいに笑うリナにデコピンをかまし、「うなぁ~~………」と悲鳴(?)を上げるリナと、真似して「うなぁ~~………」ってなる幼女が2人。

 何故か飛びついてきた幼女2人を、抱きかかえて。



「………デッカードさん?どうかしたんですか?」

「………いや、なんでもない」



 なんだか気落ちしたような、妙に暗い表情のデッカードさんが、こっちをじっと見ていた。

 ふむ………なにか問題でもあったのだろうか。

 ………ああ、そういう事か。



「安心してください、デッカードさん。報酬はちゃんと払いますから」

「………?」

「そうですね、屋敷の相続権………は屋敷が残るか怪しいですし、差し上げるなら金銭になりますかね?」

「いや待て、待ってくれ!俺ぁ別に金は要らな」

「そういうわけにもいかないでしょう?………まぁ、流石に全部上げるわけにはいかないんですけど、それでも、必要なくなるものが多いと思うので、在庫処分的なアレでもありますし、全部終わったら好きなモン好きなだけ持って行ってください」

「全部終わったらって………おい、待て、ジュジュちゃん、まさか」

「はい。今からカチコミかけてきます♪」




















「っ、待てジュジュちゃん!!いくら何でもそりゃ」

「言っておきますけど、デッカードさん、実のところ、私、もう結構我慢の限界なんです。………あれからもう4日、4日も経ってるんですよ?私のパパとママを殺したウジムシ以下の便所の糞にも劣るカスが、4日も無駄に生きながらえているんです。一分一秒でも早く一人残らず殺し尽くすのが、私の義務ってものでしょう?」

「バカなこと言ってんじゃねぇ!まだ傷も塞がり切っていないんだぞ!?」

「だから何だって言うんですか?………ああ、止めても無駄ですよ。これはもう決定事項なので」

「俺は医者だ!患者がそんな自殺行為しようとしてんのに止めねぇでどうすんだよ!!」



 顔を真っ赤にして怒るデッカードさんに妙なデジャブを感じて記憶を辿り、思い出した。


 ………この人は、性別も年齢も性格もまるで違うけれど、本質的に()()と似ているんだ。


 あの、どこまでも真っすぐで、真面目で、真剣で。


 ………私が約束を破ってしまった、あの人と。


 ………まったく。



「………わかりました、デッカードさん。約束します、私は絶対に無傷で帰ってきますので」

「信じれるかよ!!」

「信じてください。………というか、あいつ等を殺してやりたいってところは、デッカードさん、貴方も同じなんじゃないですか?」

「ぐっ………それは」

「ならいいじゃないですか。デッカードさんはあいつらが死んでハッピーハッピー、私はパパとママの仇が討ててハッピーハッピー、2人とも得するウィンウィンな関係ってやつです」

「………まったく、饒舌な嬢ちゃんだ」

「パパとママの薫陶の賜物です」



 諦めたように深いため息をつき、赤髪をガシガシと掻くデッカードさん。

 さっきから不思議そうに私を見上げたりお腹やらほっぺたをペチペチプニプニしていた幼女2人をなんとか引き剥がして。



「………ジュジュちゃん。約束だ、少しでも危ないと思ったら、躊躇わずに全力で逃げろ。少なくともあの2人は、自分の娘が復讐なんてくだらない動機で死んで喜ぶような奴じゃなかったぞ」

「わかってますし、そもそもコレは復讐じゃなくて八つ当たりですよ、デッカードさん。………ですが、忠告はありがたく受け取らせていただきます」

「ぜひそうしてくれ。………あのバビロン平原の戦いで生き残ったのは、強い人間じゃない、弱くて、逃げることを選べた連中だった。ジュジュちゃんは、間違えないでくれよ」

「はい。少しずつ連中を惨殺していくのも、それはそれで趣きがありますし」

「………もうなんも言わんが、死ぬなよ」

「もちろんです、プロですから」

「なんのだよ」


 苦笑するデッカードさんにジタバタ抵抗する幼女2人を押し付けて、武器を担ぎ。




「ああ、それと、デッカードさん」

「なんだ?」

「私、こう見えても中身は32歳です。あまり子供扱いしないでください」

「!?おい、そりゃどういう」

「行こっか、リナ。善は急げって言うし」

「承知いたしました、お嬢様」

「ちょっ、おい待て!それってどういう」





 ジタバタ暴れる幼女に、コアラよろしく顔面に引っ付かれたまま言ってるデッカードさんをスルーして、病室を出る。


 ギシギシと軋む木の廊下を渡り、扉を開けて外へ。


 ………あたりに充満する雨の匂いと、明滅する街灯よりも明るく私たちを照らす、蒼褪めたような色の満月。


 義足の逆関節を展開して、前傾姿勢をとって。



「ほら、リナ。早く乗って」

「………あっ、そういう感じなんですか?」

「そういう感じも何も、コレが一番早いでしょ?」

「………まぁ、そうですね。それはそうとお嬢様、お姫様抱っこという選択肢は」

「無理」

「………そうですか」



 捨てられた子犬みたいな表情のリナが、私の背中に覆いかぶさるようにしがみついたのを確認。


 両足に意識を集中させて、搭載した小型のジェネレーターが、ガシュンガシュンと音を立てて動き始める。


 一歩、二歩、ステップを踏んで、足の調子を確かめて。



「………お嬢様、コレ、もしかして相当揺れるのでは?」

「そうだね」

「ついでに言えば、かなり早いのでは?」

「馬車の4倍くらいかな?」

「ちょっと待ってくださいお嬢様私こういうのホント無理というか苦手でだからそのなんというかお慈悲を」

「じゃあ行くよ、しっかり掴まってて!!」

「あのいやホント勘弁してください私結構乗り物良いとかキツイ方で馬車ならともかくそれ以上とかマジで無理できゃあぁああああああっ!?!?!?」




 絶叫するリナを無視して走り出す。


 全力で跳躍して屋根の上に跳び乗り、街の外、森の中へ目を凝らす。



 ………街の近く、夜の闇に黒く染まった木々の合間に、かがり火の煙と、たいまつと思わしき、動き回る火がいくつか見えた。



 やはりというか、私たちがこの街に潜伏している可能性を考えて、通り道を潰しに来たか。


 小賢しいが、順当な判断だ。


 順当な判断だが。




「前菜代わりだ、鏖殺してやる」

「うっ、気分っ、わるっ」

「ちょっ、リナ!?ここで吐くのはマジでやめて」




 ………かっこつけて出発したのに、服を着替えに戻る羽目になりました。


 ちくしょう。









何も思いつかなかったので設定を投下。


うすうす気づいてる人も多いかとは思いますが、ジュジュちゃんの前世は、割とマジで結構な名家です。

文明開化後の蟹工船と炭鉱で儲けた成金が由来で、現在でも政界や財界の大御所と普通にパイプがあるタイプの名家です。

名家なんですが………


・長男:宗親 両親からのプレッシャー&受験のストレス&イジメで引き籠りデビュー。

・長女、次女:シオン&アヤメ 生まれつき難病でほとんど病院暮らし。


てな具合で『だめだこりゃ』ってなった両親が養子に引き取ったのがジュジュちゃん(ぜんせのすがた)です。


まぁ、それが祟って最終的にブチ殺されたので手に負えないんですがね。


時期が真夏で、なおかつ近隣住民が『なんか異臭がする』って通報するまで警察に連絡もいかなかったので、現場に来た新人警官さんがゲロゲロ吐いて怒られるような感じになってますね。

ざまあみろ。

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