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邂逅

作者: ゆずいろ湊

「大体、最近の若者は良くない。インターネットや新しい機械ばかり頼って、余計な知識ばっかつける癖に、色んなことを楽してやがる。大切なのは伝統や身につけた技術だろう」


とある喫茶店で、静かに憤る男が居た。


「そうですかね?」


対面に座っていた若手の店主が、疑問符を投げかける。


「そうだ。いつもスマホばっか触って、何でもそれで解決して……おっと、少しのことで熱くなってしまうのは歳かな、俺も良くなかったね」


男はふと自嘲した様子で、店主が用意したコーヒーを啜る。


「しかし、ここのコーヒーは香り高くてとても美味しいね。初めてこの店に来たが正解だったよ。先代から受け継がれた製法とか、そんなのがあるのかい?」


「いえ。この前ネット通販で取り寄せた海外の豆を、今年発表された最新の製法で抽出しております。うちの界隈でバズってたので試してみました」

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