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2.個性的な仲間と、最高の環境。

書いたら出す! その繰り返し!!

応援よろしくです!!







「あぁん、それにしても本当にアタシ好みの童顔ちゃんだわ!」

「あ、あの……その、視線が怖いんですけど……?」

「うふふふふ。そんなに距離を取らなくても、少ししか食べないわよ」

「少し、ってなに!?」




 エル・パサーことグリエルさんは、この『白狼』の中でも古株の冒険者らしい。主に前衛で味方の盾となる役割をこなしており、縁の下の力持ち、ということだ。

 もっとも、当の本人は『力持ちなんて言わないで!』と語っているが。


 筋骨隆々な肉体に重厚な装備。

 顔には濃いめのメイクを施しており、ちょっとだけ身の危険を覚えてしまう。それでも基本は好意的に接してくれる人物なので、新参のボクにはありがたい存在だった。



「そのくらいにしておけって、グリエル」

「エ・ル!! もう、リキッドちゃんは物覚えが悪いんだから!!」

「はいはい、分かったから。それで、ただ自己紹介のためだけに声をかけたわけじゃないだろ? おおかたリーダーが、屋敷の案内を命じたとかそのへんか」

「むむ、意外に鋭いわね。その通りよ」

「あのー……?」



 そんなこんなで、リキッドとグリエルさんは二人で話を進めていく。

 ボクは置いてけぼりを食ったが、とりあえず今後の行動は決定している様子ではあった。屋敷の案内というと、どういった具合なのだろう。

 そう考えていると、グリエルさんはボクの腕に自身の腕を絡めてきた。

 そして――。



「さぁ、ミトスちゃん? さっそく行きましょう!!」

「え? あ、うわああああああああああああああああああああああ!?」



 ――なんとも強引に、ボクのことを連行するのだ。

 リキッドの呆れた表情が遠退いていくのが、とかく不安で仕方ない。結果的に追いかけてきてくれたのだが、正直なところ泣きそうだった。







 かくして、ボクたちは一通り屋敷を見て回った。

 最後の最後として、屋敷の外れにあるという訓練場へと向かう。そこでは多くのメンバーが、日々研鑽に励んでいるとのことだった。

 仮にも参謀兼サブリーダーとなったのだから、見ておくべきだろう。

 そう考えつつ歩くこと十数分……。



「うわ、すごい……!」



 一気に開けた視界の先にあったのは、多くの冒険者が汗を流す場所だった。

 地形は様々な状況に対応するためだろうか、平坦な場所はなく、さらに言ってしまえば大きな滝さえある。模擬戦闘を行う者もいれば、魔法の鍛錬だろうか、精神統一のために水辺で座している者もいた。

 喧騒と静寂の入り乱れる空間で、多くのメンバーが一所懸命に励んでいる。

 これが王都最大『白狼』の力の源、ということだろうか。



「凄い……! こんなに環境が整っているだなんて!!」

「うふふ。喜んでもらえているようで、とても嬉しいわ」



 興奮を隠しきれないボクに、グリエルさんは小さく笑った。

 そして、より細かく説明しようとしてくれた。

 ――その時だ。




「ん、あれって……?」




 視界の端でなにかが起きたのは。

 ボクはとっさに、そちらへ駆け出す。すると、




「あ、貴方は……さっきの!?」

「あぁん? ……誰かと思えば、参謀様じゃねぇか」




 そこにいたのは、先ほどボクを敵視していた男性冒険者。

 そして、もう一人。



「ひぅ……!」



 小柄な魔法使いの少年が、頭を抱えて縮こまっていた。




 


ガンガン書きますね!!



面白かった

続きが気になる

更新がんばれ!




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― 新着の感想 ―
[一言] ガンガン読みますね。
[一言] >書いたら出す! その繰り返し!! スピード勝負ですね。
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