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[コント]ホームセンター

作者: まるマキ

男「自粛期間にDIYでもやってみるか」


店員「いらっしゃいませ。ホームセンターにようこそ!」


男「店員さん、すいません。」


店員「はい、いらっしゃいませ。」


男「ちょっとした棚とか作ってみたいんですけどなんかそういうキットとかありますか?」


店員「はい、ございます!売り場までご案内しますね。

   こちら店員が指導させていただくサービスもありますがいかがですか?」


男「いいですね。それお願いします。」


店員「承知しました。コースが2つございまして、目指せ棟梁!熱血指導コースと普通指導コースがございますがどちらになさいますか?」


男「あー、じゃあ折角なんで熱血指導コースでお願いします。」


店員「承知しました。

(無線)熱血指導コース承りました。石川さん、スタンバイお願いします。

   お客様、こちらの工作室で作業いたします。準備いたしますので少々お待ちください。」


男「はーい。」


店員「こちらキットの材料です。」


男「あ、はい。」


店員「あ、石川さん、お客様こちらの方です。マニュアル通りにお願いします。」

  「それでは目指せ棟梁!熱血指導コース始めさせていただきます。」

  「お名前をお伺いしてよろしいでしょうか?」


男「鈴木です。」


店員「下のお名前もお願いします。」


男「達也です。」


店員「じゃあ達也まずは墨付けだ。設計図を見ながら材料に切り取り線を書き入れてみろ!」


男「うわ!いきなりそんな感じ?」


店員「なんだ?問題ないだろう?俺は棟梁だからな。ほら、いいからやってみろ。」


男「あっはい。えーと、こんな感じですか?」


店員「よーし!いいぞ!その調子だ!

   次は加工だ!ノコギリで木材を切ってみろ!」


男「やりづらいテンションだな…

  はい!こうですね。」


男 ギコギコ

 「なーんかさっきから視線を感じるんだよなぁ」

 「あれ?石川さんって店員さんが物陰からじっとこっち見てる!じーっと見てるよ!」

 「あの、店員さんすいません」


店員「…」


男「店員さん?」


店員「…」


男「…棟梁、すいません」


店員「なんだ?」


男「設定めんどくさいな。いや、あそこの店員さん、石川さんでしたっけ?

  物陰からじっとこっち見てて怖いんですけど、なんなんですか?」


店員「娘だ」


男「は?」


店員「棟梁の娘だ」


男「え?そんな役の人もいるの?嘘でしょ?

 うわ!痛!指切った!いったー」


店員「指を怪我したのか!娘、出番だぞ!」


男「うわ!石川さんがダッシュでこっち来た!それであっという間に手当てしてまた物陰に戻って行った!」

 「またこっち見てるよ。怖いよー。

 そうだ!あの、棟梁。今から普通コースに変更ってできるんですか?」


店員「はい、大丈夫ですよ。変更いたしますか?熱血指導コースには特典もございますが…」


男「是非変更して下さい」


店員「承知しました。(無線)石川さん、熱血指導コース終了です。お疲れ様でした。

 お客様、切断し終わりましたらお声かけください。」


男「さっきのコースとの温度差すごいな!

  ちなみに特典て何なんですか?」


店員「はい、特典として棟梁の娘と親しくなれます。

もう俺が教えることは何もない、娘もお前を好いているようだ。一緒になってやってくれないか?

もー、やだお父さんたら。達也さん困っているじゃない!と続きます。」


男「とんでもない作り込みだな!」


店員「お客様にリアルに感じていただくためでございます!」


男「いや、力の入れ所そこじゃないでしょ!

もう、いいよ!」


男 店員「ありがとうございました。」



何度も読み返しながら書いている内に面白いかどうかわからなくなりました…

楽しんでいただければ幸いです。

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― 新着の感想 ―
[一言] おもしろいです。楽しい雰囲気ですね。
[良い点] 特典笑いました〜! 想像できる感じが好きです! コース設定の発想が面白かったです!ありがとうございました!
[良い点] 石川さん(笑) 面白かったです! 自粛期間という現実の設定が入っているだけで、あるわけないのにリアルさを感じました。 楽しい作品をありがとうございました! [一言] 彼はちょっとした棚を作…
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