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秘密の狼王女は冒険する  作者: らい。
1/9

1章 1. 狼王とルイの記憶

よろしくお願いします!

『ルイ。お前は将来、我の後を継ぐことになる。』


「…あとをつぐ??」


『そうだ。これは決して変わることのない運命なのだ。我がそうしてしまった。』


師匠みたいになるってことかなぁ。師匠と一緒ならいい。


「るい、師匠、みたいになる!」


『……選択肢をやれず、すまない。』


せんたくし?。師匠とずっと一緒にいたい。それだけ。だからせんたくしなんてなくていいよ。無い方が嬉しい。


『情けない限りだ…。』


「るいが決めた。師匠、悪くない。」


ただ私がそう願ってるだけ。師匠は悪くないよ。

それなのに、なんで、そんな顔するの?。どうして、そんな寂しそうな悲しそうな瞳で私を写すの?。泣きそうなのダメだよ。

元気にならなきゃ。




私はもふもふと師匠を摩った。

すると、師匠は私のまるまるした赤い頬をペロッと優しく舐めた。




















┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈当時3歳。

捨てられた私が森で出会った銀色の毛を持つ気高い狼。ーー師匠。

名も持たない私を救ってくれた美しい狼。

その瞳に惹かれ、出会ったその日から私はずっと彼に着いて行くことを決めた。

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