表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/32

プロローグ1

お待たせ致しました。

ケイトと愉快な仲間たちのお話の開幕です。

皆さまこんにちは。

国立ユイナーダ学園高等部特進科一年のケイト・F・ボルネオールです。




私には、1つ上の姉がいます。

彼女の名前は、皆さまよくご存知のエリー・F・ボルネオール。




本来なら長女の姉が跡を継ぐはずなのですが、性格がアレな物ですから、祖父は早々にロピアー公爵家に嫁に出す事に決めてしまいました。



これからお話しするのは、私達姉妹の幼い頃のお話しです。



ある時、姉が屋敷に沢山の猫を拾って来ました。

30匹以上いたかもしれません。



その所為で屋敷中が、蚤だらけになってしまいました。



何故、そんな事をしたかと聞かれた姉は、

「この子達ご飯も食べれていないのですって!

可哀想でしょう?」



どうやら、内緒で餌をあげていたら、噂を聞きつけた猫が集まって来るようになったようです。

そりゃあ、侯爵家の令嬢が買って来るご飯ですからね。

さぞ、美味しかったでしょう。




最初は、隠れてこっそりあげていたようですが、流石に多くなり過ぎてバレてしまいました。



仕方なくお母様の知り合いの、『猫愛好家の方』を通して、かなりの猫を引き取ってもらいました。

良いご飯を沢山食べていたので、毛艶も良かったですからね。

ただ洗ってなかっただけで……



中には、迷子になっていた子も数匹いたので、飼い主の方には、たいへん感謝されました。



ピンポイントで、我が家の利益になる方達だったのが謎ですけど……



その中で姉が「どうしても手放さない!」と、言って聞かなかった猫がいました。



それが今、私が飼っている『シルバー』。



姉曰く、『この子は、ケットシーの血を引いている希少種で、私への【誕生日プレゼント】』なのだそうです。



彼と目が合った瞬間、私には解りました。

コレは『運命』だと!

本日は2話投稿します。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ