懸賞金も色々
かくれんぼが終わって次の日俺はまたいつも通りクエストをやるために冒険者ギルドに来ていた、そして俺はみんなに見られていることに気づいた。
「なっ、なんで見てきてんだよ...........さすがに武器を投げたのはダメだったのか⁉︎今改めて思うととても恥ずかしい」
1人入り口付近でモジモジしている俺に
「拓磨さ〜ん、おはようございます!聞きましたよ今は拓磨さんの話題で持ちきりですよ」
「えっ、俺の話題⁇」
「はい、あれ、まだ聞いてないんですか?」
「お、おう、いったいなにがあったんだ俺に?」
「まあ簡単に言っちゃうと拓磨さんが投げたあの武器は当たっていて、なんとディアさんを倒しちゃったんですよ!
「・・・・・・・・・」
「・・・ええぇ!マジですか!あれが当たって倒せたってのか………ふっ、ふっ、」
「なに笑ってるんですか拓磨さん?あっ、クエスト受けるとこに行って話を聞かないといけませんよ!」
これで俺も億万長者かぁ。
「おう、わかったちょっと行ってくる」
俺は億万長者への道に向かって行った。
「あっ、拓磨さん来られましたか、どういう事かは誰かから聞きましたか?」
「はい!聞いてきました!今回はこの私の投げた武器が見事予想どうり命中し相手の幹部を倒したと聞きました」
俺はちょっとエリートぽい気分になっていた。
「ちょっと違うと思いますが伝わってはいるようですね、じゃあ残りの部分を説明しますね」
「はい」
「今回は拓磨さんが投げられた武器がディアさんに当たって倒したということになっています、そこで魔王幹部を倒された方には……」
おっ、報酬か!早く欲しいな
「倒した人にはなんなんですか?」
俺は話を急がしてみた。
「それが魔王幹部を倒された方には相手から懸賞金がかけられ狙われることになります、つまり魔王側の人たちに拓磨さんはこれから狙われます」
「えっ⁇そんな事があるのか?狙われるって、懸賞金ってなんだよあっちもかけてくんのかよ!あっ、それより報酬は?」
その言葉に顔が曇りだしていた
「えっと、その報酬の事なんですが……」
「はいはい、事なんですが?」
「今回のディアさんは特に人には害を与えずどちらかと言えばいい人の部類だったので懸賞金などはかけられていないんですよ……」
ちょっと待ってほしい。
「って事はなにか、俺は魔王幹部の1人を倒したにもかかわらず報酬が貰えないと、、、そのあげくに魔王側から狙われる事になったって事だよな?」
俺がまとめて言うと
「は、はい…ですからお気の毒ではありますが今回の報酬は無いって事で」
「あぁぁぁぁぁぁ」
「ちょ!いきなりどうしたんですか?発狂はやめてください」
俺は報酬が貰えて、なに不自由のない自堕落な生活がおくれると思っていたのに報酬は貰えず相手側から狙われるというこの理不尽すぎる現実に今、発狂している。
「おい拓磨、なに大声出してんだもう僕もミモルさんもクエストに行く準備は出来てるぞ、早く行くぞ」
「なあなあ普通慰めの言葉とかかけるもんなんじゃないのここは?なんでいきなりクエストに誘うの?」
俺は狙われるという言葉にビビっていた。
「明日からまたクエストに行くぞって言ったのは君じゃないか、いいから行くぞ!」
「あっ、確かに言ってた俺が………じゃ、じゃあなるべく簡単な採取系にしようぜ今日は」
「なんでだ?」
「ほ、ほらまだかくれんぼで疲れてて回復しきってないかもだから」
「そうか、まあそこまで難しいクエストをやる気はない、というか僕たちじゃそんなクエストは出来ないミモルさんと話してから決めよう」
俺はシーラに引きずられながらミモルのところに行きクエストを決めた。
今日からまたいつも通りの生活だ……




