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怪力王女と病弱王子  作者: ゴロタ
8/15

僕が、この国の王子ですが、何か?

やっと弟のサンディゼルの話に入ります。

ルナマリアは、現在師匠と修行中です。


誤字脱字は無視の方向で!ひとつお願い致します。

僕はこの国、トリニティカルブルーム聖王国の次代王位継承者である王子のサンディゼルである。

僕はこの国では当たり前の魔法に疑問を抱いて居る。


この国の民は、必ずしも魔法が使えるのが当たり前で、庶民は生活魔法程度、貴族は攻撃魔法や防御魔法、聖職者は治療魔法や回復魔法などが使用できる。

使える魔法が限られるのだ。


貴族と聖職者がくっつくと、どちらかの親の資質を継いだ子供が生まれるのである。

両方の資質が受け継がれる事は、まず無い。



その法則で行くと、僕は……いや、僕達王族直系の血筋は変なのだ。

父上も、お祖父様も皆、総ての系統の魔法が使えるのである。

勿論…僕も………。疑問しか無い。執事兼宮廷教師のロッドマン先生に聞いてみたが、古の時代よりそうなっているので、分からないし、疑問など罰当たりだそうだ。

だけど益々僕の興味は深くなる一方であったが、僕の身体はかなり弱い。

少し城の中庭を散歩しただけで、次の日は熱が出てしまったりする。

自分に回復魔法を使おうとすると、気絶してしまうのであった。


僕の魔力は常人の約五倍程あって、ただでさえ弱い身体が貧弱になってしまって居るのが現状だ。

赤子の頃はまだ良かったのだが、年を重ねるごとに魔力が上がり、現在では生活魔法ですら暴発させてしまう始末である。


このままでは駄目だと思い、体力を付けようと散歩をすれば次の日は熱が出てしまう。

何と言うジレンマ………。

体力を付けるのは諦めた。だがいつの日か必ずや魔法の秘密を解明してみせる!





時は流れて、僕は八歳になった。大きくなるにつれて多少は体力がついてきて、散歩ぐらいでは熱は出なくなり、魔力も以前よりは上手く扱えるようになった。

そして、いよいよ国にある魔法学園に入学する日が来た。


貴族は八歳になると、魔力を増やしたり、幅広い魔法知識の勉強をしたりする為に、魔法学園へ入学する事が義務づけられている。

王子だからと言っても特別扱いはされず、僕も入学する。


魔法について今以上に深く知れるのであるから、僕のテンションは上がりっぱなしだ。





「王子、早く眠らなければいけませぬ。明日より魔法学園に通われるのですから……」


侍女のレレーが僕に毛布を掛けてくれる。

レレーは、僕が三歳の頃より側に居てくれる侍女である。年齢は秘密であるらしいのだが、そんなに若くは無い……多分。

どうやら娘が居る様なんだけど、僕は一度も会ったことは無い。レレーいわく、遠くで働いて居るそうだ。


「分かってるよ。でも、明日だぞ?楽しみ過ぎてちっとも眠れないんだ…」


レレーはクスッと笑うと、僕の頭を撫でてくれる。僕はそれに弱くて、何時もレレーに頭を撫でられると、眠ってしまうのであった。



明日から魔法学園……楽しみ……だ……な……。













分かる人にはすぐ分かる?ルナマリアの侍女のシシーのお母さん、レレー登場です。


毎回遅くて申し訳無いっス。気長に待ってて下さい。更新はするんで…………多分。

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