一向に噛み合わ無い…な
寝不足…以下略。誤字脱字…以下略!
男の人の怒りは頂点に達していたらしく、長々と説教を正座で聞くことになったのだが、余りにも長くどうでもいい話をするので今度は眠くなってきた。ふわぁ~~。
「全くお前は……はあ………」
何ですか?そのこいつはもう駄目だ的な顔はっ!
「私だって悪いとは思っていますよ?でも、大人の癖に八歳の私の振っていた腕が避けられないとか……ねぇ?」
「うぐっ……た…確かにな。だが、お前は本当に八歳なのか?言動が子供じゃない様な気がするが……」
「ただの可愛い村娘ですよ?ごく普通の…平凡な…」
目が泳ぎます。バッシャバッシャと。嘘は苦手だよ~。あれっ?別に嘘を付かなければ良いだけなのでは?村からちょっと…行った所にある、ごく一般的な屋敷に住んでいるだけだし……?
私がまた悩んでいると、いきなり突風が吹き、私はスカートを履いてたので、勢い良く捲れ上がりました。
「あっ……………………」
「おわっ…………………」
私だけじゃなく、男の人も声を上げました。二人同時に顔を見合わせます……。
男の人は若干顔を赤くしつつ、私にむかって「丸見えだっ!何平然としている?早く隠せっ!」などと言ってます。失礼なっ!平然としてるんでは無く、呆然としているんですっ!
何故かと言いますと、男の人の被っていたフードが突風に扇がれて、落ちていて男の人の頭が見えたからです。
男の人の頭には……シルバーウルフという、魔獣に似た耳が生えていたからです!!
読んだことがある本に書いてありました、このトリニティブルーム聖王国には獣人や亜人なども一緒に暮らして居ると……。
まあ、住んでいるのは王都や王都近郊にしかおらず、こんな片田舎でお目にかかることはほぼ無いはずだけど?
男の人は私の視線が、頭に張り付いているのが分かると途端に慌て出した。
「なっ…ちょっ…これは、そう!オシャレだ!耳なんかじゃないぞ?ハッハッハッ……」
必死で誤魔化そうとしてますが、無理があるでしょ?自分で耳っていう単語を出してるし。
「まず落ち着いたら?王都近郊にしか居ない獣人だから、他所では迫害でもされているの?何故そこまで隠そうとするの?」
男の人は驚いた顔をしてますが、本の知識があり、少し考えれば分かるとことでしょ?
「本気で驚いたよ。お前はやっぱりただの子供じゃないな……」
「ただの可愛い子供よ……村娘は…嘘だけど……」
「まあ、言わなくても分かるぞ?お前…猟師とかだろ?罠がどうとか、言ってたし。子供だけど、女だしな?猟師って言うの恥ずかしかったんだろ?」
男の人の勘違いな発言に私はつい、
「違げーよっ!!」
と、叫んでしまっていたのであった。
何処に向かうのか…終わりはあるのか…。未定。
鈍亀更新です。すみません。