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No.652.ため息
どしゃぶりの雨の中 傘もささずに
一人歩いて 考えてみた
この手に握れる 取り柄ってなんだろう
いくら おもいあぐねても 見つからない
寝不足でぶっ倒れそう
なのに 冴えてるから困ったものだ
曖昧ながらんどうの箱
いれるものも 何もない
空虚な 重苦しい ため息
びしょぬれの格好 湿りっぱなし
ふらふらあてもなく ふらつく
過ごしてきたはず 何も浮かんでこない
恋に 燃えて 愛に 振り回されたり
あったはずなのに わからない
だけど 天秤にかけれない疼き
どっちつかずの 濁った魂
はかれるものなんてない
空虚な 重苦しい ため息
