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転移した日本国の隣国は魔王領でした  作者: 洗濯一郎
第一章 人族との友好
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オーベルゲン派遣

前話で紹介した乗り物以外も出てるのは許して・・・



「はぁ、なんで俺らがニホンとか言う国の支援隊を案内しなきゃならないんだ」

「まぁまぁ、隊長。支援してくれるだけでもありがたいと思いましょうよ」


「お前はニホンのうわさを聞いたことないのか?」

「知ってますよ。でも上が決めたことなんだし今更変えれませんよ」

「わかってる」



日本は4日かけてオーベルゲンの港に到着した。


「なっ!」

見たことない形をした船が3隻、そしてそのうちの1隻は海上要塞のようであった。


オーベルゲンの民は、邪悪な日本人を追い返そうと大人は剣、子供は石をもって出てきたところを投げようとしていた。


しかし出てきたのは謎の箱である


ガラガラガラ・・・


彼らは74式戦車に驚き、戦意を喪失する。


「日本国より派遣されました陸上自衛隊アンジェ支援隊隊長里山です。案内よろしくお願いします!」

世界共通語で里山が話す

「本日あなた方を案内させてもらうオーベルゲン第4軍団第1小隊のアメガだ。よろしく頼む」


「それでは行きましょう」

「私は82式指揮通信車に乗車しますので先導お願いいたします」

「82式指揮通信車?」


里山は82式指揮通信車に乗り込む。


彼ら第1小隊は生きた心地がしなかった。

後ろからガラガラと音を立てながらついてくる自衛隊に




「里山隊長、少しお話が」

「なんでしょう?」


「実はアンジェでは盗賊が発生しており現地部隊では対処しきれていないのが現状です。襲われる可能性もあるので気を付けてください」

「分かりました」



アンジェの街の城壁には穴が開き、街の様子を見ることができた。

街の建物は崩壊しておりひどい有様であった


「よーし、本日よりここに駐屯する。急いでテントを張れ」

「はっ!」

「支援物資が入ったトラック2両と96式装輪装甲車1両を集めてくれ、すぐに街へ出発する」

「分かりました」



そして自衛隊の支援部隊が第1小隊を伴って街の中に入る

街の道路には毛布をかぶって寝そべっている人がそこら中にいた。


今は冬である。気温は11度前後と言ったところだろうか


広場に着くとアメガが声を上げる


「ニホン国より支援物資が届いた!一列に並んで物資をもらってくれ!」


すると街の至る所から人々が走ってくる

「私が先よ!」「いや俺だ!」「お願い子供がいるんだ!」


人々が詰め寄ってくる

「並べー!」

里山が拡声器で叫ぶ

するとシーンとあたりが静かになり

「全員分の物資をこちらは用意している。並ばなければあなた方に支援物資を届けることはできない」


するとさっきのざわめきが嘘のように彼らは一列に並び、順番に支援物資を受け取っていく


1日目は何事もなく終了したのであった。


その夜・・・


「へへ、兄貴、あれがニホン国とやらが駐屯している場所でっせ」

「そうか。お前ら、駐屯地をぐるりと囲んで多方面から一気に攻めるぞ」

「おうっ!」


その盗賊団は約100人で結成されている。元々この辺りにいた盗賊団にアンジェの元住民らが加わった形である。その結果100人という大規模な盗賊団になった。



しかし暗闇の中の襲撃が通用するわけなかった


暗視ゴーグルをつけ警戒中であった隊員が動く人影を発見した

「誰だ!」と声をかけるも反応がない。しかし、そこに人がいる

隊員は直ぐに「敵襲!」と声を上げる。


「チッ!バレたか。突入!相手は数人だ」



「ナナヨン、またお前に乗れて俺はうれしいぜ」

多方面から向かってくる盗賊に対して隊員がライトを当てる。


姿が完全にばれてしまった盗賊団は89式小銃によって次々と殺されていく。


「今回は近接戦だ。ブローニングは使わず、轢いて制圧するぞ」

「同軸機銃は使用しないので?」

「仲間に流れたら危ないだろ」



「ブオォォォォンン!」操縦手がエンジンを全開にする

そして幕を突き破って出てきたのは74式戦車


「うわぁぁぁぁ!化け物だ!」


「ほれ!」


74式戦車は盗賊らに向かってスピードを上げていく


「助けっ・・・」

グチャっと嫌な音を立てて次々と盗賊らを轢いていく


「お前らにげっ「ガラガラガラ」」


「親分がやられたぞ!」


「ゆ、許してください!」


勝ち目がなく逃げても無駄だと分かった盗賊らはその場に跪き命乞いを始める


「両手を地面につけろ!」


隊員が小銃を突き付け、次々に拘束していく


ダダダダダダ・・・


「大丈夫です・・・うっ」

応援に駆け付けたアメガとその部下たちは目の前の惨状を見て気分を悪くする


そこにはミンチになった人間がいくつも転がっていた。

そしてその先には血まみれの74式戦車がいた。


「あぁ、アメガさん。すでに制圧は完了しました。盗賊らを拘束しましたので引き取ってもらえないでしょうか」


「それは問題ないのですが・・・」

「えぇ、私も少しきてます」


里山もその他の自衛隊員もこの惨状には相当きているようであった。




在日米軍司令部


日本政府は米軍の措置について、米軍兵士、関係者を一時的に自衛隊に編入。

米海軍については莫大な運用費用が掛かるため改修、点検のみとし、自衛隊の護衛艦に乗組員として乗船する。米空軍は機体ごと一時的に編入し、陸上自衛隊の新設航空隊として運用することを決めた。



また、外国人の問題においても対処が始まり、日本で働いている外国人には無期限の在留資格が与えられたほか観光で日本に来ている外国人には一時的に家とお金を提供し、自立をサポート


各国の大使館・領事館は相談窓口を開設し、日本における生活をサポートする体制を整えた











2025年5月10日修正

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何故戦車で轢く必要が?
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