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転移した日本国の隣国は魔王領でした  作者: 洗濯一郎
第一章 人族との友好
18/75

米軍召喚!


日本国も流石にこのままでは不味いと感じたのか行動を始めた


「・・・米軍ですか」

「えぇ、強襲揚陸艦もありますし」

「下手すれば1年分の予算飛びません?」





横須賀港


原子力空母:ジョージ・ワシントン

護衛艦隊:アーレイバーク級駆逐艦4隻、タイコンデロガ級駆逐艦1隻の5隻

潜水艦:多数


佐世保港


強襲揚陸艦:アメリカ

ドック型輸送強襲揚陸艦:グリーン・ベイ その他訓練のため出払っており転移せず



防衛省司令部

「ほーん、ここがニホンに宣戦布告してるとこネ」

*ロカタリ教国とは別にテール王国の南にあるヨバン共和国が宣戦布告をしている

「えぇ、沖縄からであれば時間は限られますが航空隊による攻撃が可能です」

「本国はどうします?」

「アシニア王国のある大陸の先ですので中継地点として飛行場の建設許可をアシニア王国に申請しているところです」



作戦は米海兵隊(自衛隊に編入されたため米軍水陸機動団となっている)を使用して上陸する。また、試運転もかねて第17機動護衛艦隊と名付けられた空母機動部隊が派遣される。


上陸後、第2師団が派遣される。




ヨバン共和国会議室

「大統領、ロカタリ教国は全滅した可能性が高いです」

「なんと、あの教国がそんな簡単に全滅するのかね?」

「えぇ、それと海軍による輸送妨害も効かなくなっております。防衛に徹するべきかと」

「そうか。では軍にそう命令してくれ」



11月27日

第4護衛艦隊群・第17機動護衛艦隊、強襲揚陸艦1隻、輸送艦3隻が参加する大規模な上陸作戦が始まった。


午前11時ヨバン国北側にあるベリオに上陸を開始した。

海兵隊は戦闘することなく上陸し、その後第2師団が上陸した


「大したことないですね」

「えぇ、ここから南下しますのでそこで戦闘はあり得るかと」



ヨハン共和国

ヨハン共和国は位置する大陸において唯一国王がいない国である

また、大陸において獣人が一番多く生活している国でもある


「今日も平和にゃ」

「えぇ、そうね。今日も軍のお手伝いの依頼ですか・・・」

「ただ立ってるだけでお金がもらえて楽にゃ」

2人の女性の獣人がそう話していた時期もありました・・・


少し前


「おい、隊長!街が見えたぜ!」

先頭を行っていた米海兵隊が報告する


「城壁都市だな・・・」


双眼鏡を見ながら師団長はそうつぶやく

「森さん、戦車を導入して破壊しましょう」

「ジョンソン少佐、早まらないで」

「もう、うちの部隊は突入しちゃったからな・・・」

「あっ」


「Lets'gooo!」

「あっ、ちょちょっと!」


海兵隊員らが進軍していく



「ん?なんっ・・・ぐっ!」

「お、おいっ・・・」


『HQ、早速2人やったぜ』

『勝手に行動するな。今から戦車を送るから待っとけ』

「いいです?勝手にして」

「心配するな。こうでもしないとジャパンの奴らは動かないさ」


ガラガラガラ・・・

『第3戦車中隊。前進します』

『了解、所定の位置に着いたら発砲せよ』


第3戦車中隊の90式戦車が進む


『所定の位置に到着。攻撃を開始する』

「てーっ!」


ドン!ドン!


乾いた音が空に鳴り響く


城壁の門が一気に崩れ落ち中の街が明らかになる

THE異世界って感じの街だ


「なっ!」

「きゃあっ!」


突然城門が崩れ落ちたことで街の住民、兵士らまでもパニック状態に陥ることになった


「み、みどりの化け物だーっ!」


『偵察小隊のRCVを戦闘に普通科隊員と海兵隊合同で突入。武器使用は無制限だ。使用して構わない』

「突入!」

RCV(87式偵察警戒車)を先頭に隊員らが突入する


ダダダダダダ・・・

「HEY!お前ら死にたくなければ地に手をついて伏せやがれ!」

「ちょっ、やりすぎですよ」

1人の自衛隊員が止めに入るが

「うるせぇ!空砲だぜ?何が悪いんだよ」


「仲間割れしてるとこ悪いねぇ。君らニホン国とか言うところの軍だろ?やっぱ評判通りだね」

1人のフードを被った女性、そしてその後ろには獣人や人間が武装しており明らかに殺意を見せていた

『HQ、早速アメリカの馬鹿がやらかした』

「誰が馬鹿だと⁉俺も日本語出来るんだからな!このサル」


「喧嘩はやめてくれないか?私はベリオの冒険者ギルドのギルド長イズミルだ」

「そうですか、テール語がお上手で」

「馬鹿言え、ヨハン共和国は元々テール王国の一部だ」


日本国も初耳の情報である


「そうなんですね。今貴国はあなた方と戦争状態にあります。あなた方を乱暴に扱うつもりはありませんから降伏してくれませんか?」

「馬鹿言え、そんな乱暴する奴らのいう事を信じられるか!私らは戦うぞ!」


「ヒトマル、前進せよ」

ガラガラガラ

「イズミルさん、忠告します。我々はロカタリ教国軍を追い払うほどの実力があります。この街の外には主力がいる。降伏しなければ私の後ろにいる10式戦車があなた方をひき肉にしてしまうでしょう。このような馬鹿は後で叱っておきますので」


そして後ろから興味本位できた後続のRCVも10式戦車の横に停車する。そして砲塔をイズミルに向ける


イズミルは隊員と後ろにいる2両の迫力に押され、後ずさりする

それを見た冒険者たちが吠える。

「おいおい、俺らをなめんなよ!後ろの奴なんか簡単にぶった切ってやるぜ!」

「そうにゃ!」

「僕たちはドラゴンと戦ったこともあるんだからな!」


「パン!」


横から発砲音が聞こえ、何事かとその場にいたすべての者がその場所をみる

「戦闘!」

その場にいた海兵隊員、自衛隊員が銃を構え、RCV(87式偵察警戒車)が動き出す

『攻撃を受けたが問題ない。援護を頼む』

「RCV、攻撃!」


テテテテテテ・・・

87式偵察警戒車から25mm機関砲が放たれ、その道の先にいた兵士が成す術なく倒れていく

「状況確認!RCV先行!」


目の前をRCVが通り過ぎていく


「この野郎!サンダービーム!」

目の前で兵士が殺されたのを見て1人の冒険者が10式戦車に魔法攻撃を加える

しかし10式戦車はビクともせず、攻撃してきたものに対して砲塔を向ける

「警告です。今すぐ降伏しなさい」


「分かった。私たちは引く。この街の人に絶対に手を出さないと誓ってくれるか?」

「えぇ、特に問題ない限り」

「問題とは?」

「先ほどのように攻撃を加えた場合です。その場合は覚悟を」

「分かった。皆の者、この街の安全は確保された。ギルドに戻るぞ!」


ひと段落ついたと思えば別の者らが出しゃばってきた


「我々はロカタリ教の者!悪の手先であるニホン国を蹂躙してくれるわ!」

そして先頭に立っていた老人が魔法を放つ「ファイヤーレーザー!」


当たった先が悪かった。


魔法が直撃したのは米国海兵隊員らである


「ファック!」

そして持っていたM27をロカタリ教の者へ向けぶっ放す

パパパパパ!

「ぎゃあっ!」

「逃げろーっ!」


「ストップ!」

海兵隊員らが逃げる彼らを追いかけていく


ちなみに魔法を放った老人は蜂の巣状態で即死であった

魔法を受けた海兵隊員は命に別状はなく、念のため作戦を離脱した



その後は行政府に突入しベリオとその周辺地域の占領を宣言した



午後1時頃

「報告!敵船、10時の方角」

「あん?10時ったら陸地の方角じゃねぇか」

船長がそう言って双眼鏡を除く

「な、なっ・・・」


第4護衛艦隊群とその他艦隊はヨハン共和国海軍によって発見され、その後主力部隊であるフリゲート34隻、装甲艦20隻の合計54隻が集合した



護衛艦かが

「司令、3時の方向、ちょうど真横に敵艦隊がいますが攻撃はどうします?」

「どうせいつか障害になる。第4護衛艦隊群全艦に攻撃を命令、他の艦には待機を命令」

「ジョージ・ワシントンにもですか?」

「いや、ご自由にどうぞ。と追加で送れ」

「はっ!」


ジョージ・ワシントン

「空母かがより攻撃命令だ。敵は15㎞先にいる。F/A-18を4機発艦させる。武装は機関砲のみだ!発艦したいものは居るか!」

「俺行くぜ!」「俺も!」「俺もだ!」「おいおい、俺も行くに決まってんだろ!」

「よし、くれぐれもニホンの攻撃に巻き込まれないように。以上!」


ギュイィィィン!


4機のF/A-18が飛び立っていく



「お、飛び立ってるよ」

「おー、すげぇ」


ほれ、中に入れ。攻撃が始まるぞ


「砲雷長、撃っていいぞ」

「了解。砲雷員、主砲うちぃーかたー始め!」

「うちぃーかたー始め!」


合計7隻の護衛艦の主砲から砲弾が放たれる


「上に何かいるぞ!」

「なんだぁ?」


「ガバッ!」「ギャッ!」

F/A-18の20mmバルカン砲が船団に向けて放たれ、船員は被弾し、即死。そして船体にも損傷を負い、進水して徐々に沈没していく


「ちっ、上だ。上!」

「みんな上を見ろ!魔法使えるやつは魔法準備!」


しかし彼らは76mm、127mm砲弾の雨にさらされどんどん船が沈んでいく


船員らが最後に見た景色は爆発して沈んでいく仲間の船、そして優雅に空を飛行する謎の生物(F/A-18)の姿であった。


船団は全滅しヨハン共和国の海上戦力は主力の装甲艦を失ったことでほぼ壊滅状態となる








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