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インターミッション:チビ猫、スクラップアンドビルドを決意する

2023.11.27

ヒロさんず改良ポイントふたつめがぬけておりんした!

『あと、一階のティーテーブルのうえに、まちがって飛び乗らないようにできるかな?

 猫ちゃんがやるとかわいいんだけれど、人間がやっちゃうと、お茶やお菓子がひっくりかえっちゃいそうで、しんぱいになるから』

↑これを追加させていただきました。すみませんでしたっ!


 チビは、ひとつのけつだんをしました。 

 そして、ヒロさんとばけねこさんにあつまってもらって、こういったのです。


「あのね、ヒロさん、ばけねこさん。

 タワーのモデル、作り直そうと思うの」



 ヒロさんはおおいにおどろき、あわてました。

 ここまでだいじにつくってきたタワーほんたいを、もう一度、つくりなおすなんて……

 きっと、よほどのことがあったにちがいありません!


「ど、どうしたのチビ? なにか、こまったことでも?」

「まあまずはおちつくにゃ。」


 あわあわあわてるヒロさんに、ばけねこさんがれいせいに『つっこみ』をいれます。

 そうして、やさしくチビをみて、といかけます。


「にゃあチビよ。

 そいつはちょっとした『しゅうせい』とかで、なんとかなんないもんなのかにゃ?」

「うん。

 ぎゃくに、へたにいじると、もっとだめになっちゃいそうだから……」

「二階の天井ふきんと、一階と二階のひだりのまどのわく。

 それと、ハコのおへやのてんじょうだにゃ?」


 ばけねこさんはずばりといいあてます。


挿絵(By みてみん)

あまもりしそうだにゃ。byばけねこさん


「うん。

 なんか、すきまとかがみえちゃってるの。

 それにね、こまごましたとこがなんか、ちょっとずれてるきがする。

 さぎょうしてるときに、まちがってさわっちゃって、もどしたことあったから……そのせいだとおもう。

 お直しじたいは、いちにちもかからないはず。

 まえにあんまりうまくできなかったとこだけど、どうやったらいいのか、いまはわかるから。

 それにね。

 ヒロさんからおしえてもらってた『かいりょうポイント』のうちいっこは、ブレンダーでのモデリングのだんかいからやったほうが、やりやすいから」


 ヒロさんからおしえてもらっていた『かいりょうポイント』は、ふたつありました。

『正面大階段の第二部分、したからみると、階段のあいだから歩いている人が見えちゃいそう。

 できれば、下からすけて見えないようにしてあげられないかな?

 みんなぴょんぴょんジャンプするし、このままでいいやってせんたくしも、ありだけどね』


『あと、一階のティーテーブルのうえに、まちがって飛び乗らないようにできるかな?

 猫ちゃんがやるとかわいいんだけれど、人間がやっちゃうと、お茶やお菓子がひっくりかえっちゃいそうで、しんぱいになるから』


 チビはこれの、ひとつめのことをいっているのです。


「にゃるほどにゃあ……

 つまりどっちにせよ、モデル全体としての再導入はまったなし、という状況なんだにゃ?」

「うん!」


 チビはこっくりとうなずきます。

 ばけねこさんはきようにうでをくんで、うんうんとうなずくと、ヒロさんにむきなおり、おごそかにつげました。


「そういうわけだにゃ、ヒロさんよ。

 ふらちなやからがチビのスカートのなかみをのぞかぬために、これはひつようなそちなのにゃ。

 まあ、わざわざスカートでぴょんぴょんしてみせる人間の女の子は、そうそういないだろうけどにゃ?」

「?! ! !!

 いっいやっ、そのっ、これはちがくて、そのっ」


 ヒロさんはまっかになって、おかおのまえでりょうてをパタパタしています。

 ばけねこさんはちょっとひとのわるい (ねこのわるい?)わらいでニコニコしつつ、チビにいいます。


「オッケーだそうだにゃ!

 こころおきなくやっちまうといいのにゃ!」

「よかったー!

 ありがとう、ふたりとも!

 チビ、がんばるね!!」


 チビはわかってないようす。

 むじゃきにニッコリ、かわいらしいえがおをみせるのでした。


本日夜くらいにもう一部分投稿します!

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