二日目:チビ猫、VRの世界に降り立つ!
チビは、いよいよバーチャルの世界に飛び込んでみることにしました。
つくりあげた<アバター>を、VRのソフトにいれて。
はじめのあいことばをいれて、さあ、新世界にダイブです!
ぽんとでてきたのは、緑豊かなキャンプ地。どうやらチビのために用意してもらった、プライベートキャンプのようです。
なぜかどんっと立ててある、おっきなかがみで自分をみると、うん、ちゃんと昨日作ったとおりの、人間の女の子のすがたになってます。
すごいすごい。チビはうれしくなってはしりまわりました。
ものかげにだいすきなボールがあったのでぽんっと投げてみたり、ひとりようのテントにもぐりこんだり。
しばらく夢中であそんでから、あっと気がつきます。
そうだった。おくりもののツリータワーをつくりにいかなきゃ。
チビはかがみのそばにある魔法の水晶にかけより、そっと手をふれました。
この世界ではだれでも、自分ですきに作り上げることのできる、『まっさらの島』――空高くうかぶ、ふしぎの島をもらうことができるのです。
とたんにあぶれるまぶしいひかり。チビはぎゅっと目をとじました。
しばらくまって、そっと目をあけると、ぱあっとひろがる無限の青空。
そのうつくしさに、チビは歓声を上げます。
足もとを見れば、つるつるとした白い石だたみ。
そう、ここが、『まっさらの島』。
チビはシンプルに『チビのしま』と名前をつけました。
チビはちいさなこねこですが、けっこう慎重なところもあります。
いきなり目的のものをつくりはじめたりはしません。
まずは、れんしゅうです。
そのためになにをつくったらいいのかも、チビはあらかじめ調べてきてありました。
よし、はじめよう。
ひとりうなずいたそのとき、おなかがくう、となりました。
どうやらちょっと、さっきのキャンプで遊びすぎてしまったみたいです。
あしたはあそびすぎないで、ここにこよう。
そうしていざ、クラフトのれんしゅうだ!
どこまでもつづく美しい青空をもういちど目にやきつけて、うーんとのびをして。
決意あらたに、チビは現実世界のおうちにかえっていくのでした。
今あったことを正直に話すぜ……
やっぱ写真がほしいからって撮影に行ったらアップデートがはじまって、起動したらメニューとかの仕様が変わっていた……
clusterどころじゃない、もっとすげえ何かの存在を感じたぜ……
というわけで、明日投稿ぶんをどうするか必死でアレしております。
もろにアップデート対象部分に言及してましたから。
しかし何というナイスタイミングでしょう。びっくりしました!
明日はエッセイパート。『間奏~日向はひきつづき説明をこころみる』を投稿いたします。
どうぞ、お楽しみに!