インターミッション:チビ猫と、おやすみの日
今回はちょっといきぬき?
作業なしの、一日です。
そのよくじつは、タワーづくりをおやすみにしなければなりませんでした。
というのも、その日はチビが、おいしゃさんにゆく日だったからです。
かわいいキャリーに入って、おとなしく連れられてゆくチビのすがたを……
ばけねこさんはものかげから、そうっと見守ります。
がんばれ、チビ。
これはチビの健康とシアワセのために、ひつような試練なのにゃ。
ばけねこさんも、のりこえてきたのにゃ。チビならきっと、だいじょうぶにゃ!!
ばけねこさんも、おいしゃさんにいくのはすきじゃありませんでした。
けれどいまとなっては、それがどれだけだいじなことかが、ようっくわかります。
『ばけねこパワー』ぜんかいで、チビにむけてめいっぱいのエールをおくると、ばけねこさんは今のおうちにかえってゆきました。
チビはというと意外と『ごうたん』なもので、そこまでおいしゃさんを『こわい』とかんじてはいませんでした。
それよりも、作業がおくれてしまっていることが、気がかりです。
『ハコのおへや』ようのデッキのかたちが、だいぶまちがってたり……
なんと、げんかんドアや、まどのかたちとかも、ちょっとちがうことに気づいちゃったり。
デッキはしっかりなおしたし、げんかんドアも、正面大階段を作りつつ『ぱぱっ』となおしちゃったし。
まどとかはまあまあ、わるくないかもなので、ユニティにいれてみてから、どうするかをきめることにしましたけれど……
いまはあんまり、おでかけしたくないきもちです。
そんなわけでチビは、ほんのちょびっと、ていこうしましたが……
『にんげんのおとうさんで、おかあさん』であるごしゅじんの、悲しそうなかおをみてしまうと、わがままをとおすことは、できませんでした。
チビはきもちをきりかえて、こうかんがえます。
きょうは、ひさびさに、ごしゅじんがいちにち、おやすみの日なんだ。
ここは、いっぱい、あそんであげよう。
もちろん、ごしゅじんが『おつかれ』じゃなければだけれど。
その日、チビはただのこねこにもどって、めいっぱいごしゅじんといっしょにすごしました。
ただちょびっと、あせったことがひとつだけ。
ごしゅじんが、ふいにこう言ってきたのです。
「ねえ、チビ?
チビももしかして、にんげんのことばがわかるの?」
もちろん、チビにはわかります。
なんなら、ごしゅじんのパソコンで、ミステリーしょうせつだってよんじゃいます(それで、あのこのファンになったのです)。
でも、それはないしょ。
ばけねこさんと、チビだけの、ひみつなのです。
「ミイ?」
チビはちょこんとこくびをかしげ、とぼけてみせるのでした。
こういう一話があると作者もほっとしたり^^
おっかしいなー、こんだけ余裕設定したのになぜギリギリよ(A:それを上回るどしろーとだから)
ともあれ次のお話、エッセイパートは本日午後投稿予定です!
おたのしみに!!