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18日目:チビ猫、デッキを改修し大階段をつくりはじめる

2023.09.17 お詫びと修正

実はここの執筆時点では『階段を現場に持って行ってからステップの大きさを『スケール』で調整』という流れで作っておりまして……

しかし、いまいち再現性が悪く、2023.09.17投稿の方法に変えております。

そのため、ここのラスト付近にありました『立方体を1m立法のサイズで作る』は『してもかまわないが意味のない操作』となってしまいましたため、そのくだりを削除いたしました。

こちらを参考にしてくださった方、誠に申し訳ございませんでした!

これからも、すこしでも良い方法を探してまいりますため、温かく見守っていただきますれば幸いです。どうかよろしくお願いいたします!

 それは、つぎのひのあさのこと。

 ばけねこさんがチビのいえにいくと、チビはしょんぼりしたようす。


「どうしたのにゃ、チビ?」

「……まちがえちゃったの」


 チビはすでに、パソコンをつけていました。

 どれどれとそのモニターを見て、ばけねこさんはあっと声を上げます。

 ブレンダーの画面の『3Dビュー』……いつも、おもに作業をしているおっきなウィンドウです……に表示されているものは、ちょっとびっくりするようなものでした。


 ここまでにつくったタワー。

 それに重ねて、チビがエクセルでつくっていたせっけいず。

 ほとんどぴったりかさなっているふたつですが、一か所かなり、ちがうところがあります。

 きのうつくった、ハコのおへやようのデッキです。


「かさねてみたらね、なんでか、ぜんぜん、かたちがちがうの……」


 しょぼんとうつむくチビのようすに、ばけねこさんは内心『オーマイニャアアアア!! やっちまったのニャアアア!!!』とあたまをかかえます。


 ばけねこさんとしては、チビはかわいいかわいい『こうはい』です。

 そもそも、ちいさなこねこが落ちこむなんて、あんまりにかわいそう。

 できるかぎり、そんなふうには、させたくないものなのです。


「お、おおう……

 まあ、ばけねこさんも気づかなかったにゃ。だからむりないのにゃ。

 どっちみち、いずれ『せっけいず』重ねてチェックは、するもんだったし……

 大階段つくるときに、そのデッキは調整するよていだったし。

 つまり、モーマンタイなのにゃ!

 ぎゃくに今気づくなんて、チビはえらいのにゃ!」


 だからこそ、ばけねこさんは明るくやさしく、チビをなぐさめ、はげまします。


「ありがと、ばけねこさん!

 えへへ、ほめてもらっちゃった。うれしいな!」


 チビは、そのことばにすなおにえがおをとりもどしました。

 しゅんと下をむいていたしっぽも、もとどおりにぴんっと、うえをむきます。


「しかしチビ、なんでいま、『せっけいず』重ねてみてるのにゃ?」

「うん、あのね。

 しょうめん大かいだん、つくるのやれるかなって。

 せっかく、ハコのおへやのデッキ、つくったんだし……」


 よくみれば大階段のところに、ちょろっと一本、かぎしっぽのようにカーブした線がおかれてます。


「なるほどなるほど、『配列』と『カーブ』つかって階段つくれるぞーってやつだにゃ?

 で、それしようとしたらデッキが……ってにゃ?」


 こっくりうなずくチビに、ばけねこさんはいいます。


「それじゃあ、きょうはまずデッキを手直しするにゃ!

『思い立ったが吉日』なのにゃ!

 でもって、うまくいったら大階段もやってみようなのにゃ!」



 そんなわけで、まずはハコのおへやようデッキのお直しです。


 まず、デッキからあつみをとって、ぺらぺらの平面にします。

 やりかたは簡単、デッキのしたのほうをかたちづくる頂点をぜんぶぐるっとえらんで、削除してしまうのです。

 なぜこうするかというと、まえに作業したときちょっと、やりづらかったからです。

 よかれとおもってやったことですが、やっぱりここのあつみつけは、全体の調整がすんでからのほうがよさそうです。


 ともあれ、デッキの形に、へんなふうに欠けているところがないのを確認して、頂点一個ずつ、すうじを入れて、位置合わせ。

 するとこんどこそ、せっけいずのかたちのデッキができました!

挿絵(By みてみん)

すこしずれてみえてますが、数値的には正しい(はず)です……^^;


 こうなってくると、月形デッキもきになってきます。

 まず、なんだかとても、かくかくしてみえるのです。

 ちょっとかんがえて、まるがたをはんぶんにきったものをかぶせますが……

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)


 もしかしてここも、そもそも位置が、ずれているのかもしれません。


 もっとおおきくせっけいずを『スニッピング』して、タワーにかさねてみます。

 すると、思ったより後ろによりすぎていることがわかりました。

 おおきさと、カーブの形も整えながらせっけいずにかさねていって……。

挿絵(By みてみん)

 うん、こんなかんじでいいでしょう。

 もともとのバルコニーは、ばけねこさんのアイデアで、いずれ『バルコニーを下からささえる部分』に、つくりかえることにします。


 やってみると、いがいとさくさく、うまくいきました。

 ごきげんないきおいのままに、チビたちはいよいよ、大階段づくりにとりかかりました!



 まず、せっけいずのうち、『正面からみた図』『うえから見た図』をブレンダーのがめんにとりこみます。

 といっても、そのまんまぺたっとははれません。

 せっけいずのなかから、『正面からみた図』のところ、『うえから見た図』のぶぶんを、スニッピング、それぞれ画像ファイルとして用意して……

 いつも作業している大きいウィンドウ『3Dビューポート』に、フォルダの中からちょくせつ『ドラッグアンドドロップ』。

 おっと、このときブレンダーを『オブジェクトモード』にしておくのをわすれてはいけませんでした。


『エンプティ』『エンプティ001』という名前をもらってとりこまれた画像ふたつを、それぞれ角度と大きさ、不透明度を調整して、うまいことタワーに重なって見えるようにします。


 チビはもう、これを終えていたので、作成作業はここから再開です。


 つぎやるところでは『3Dカーソル』というものが、かつやくします。

 この『しましまぐるぐるばってんちゃん』は、いつもはXYZ座標ともゼロの『ワールド原点』というところに『ちょこん』と可愛くいますけれど、じつはかなりの重要キャラ。

 いろいろ、たいせつなチカラをもっているのです。


 そのひとつが『3Dカーソルのいるところに、あたらしい図形はうまれてくる』というもの。

 今回は、そのちからをかりなければ、ちゃんとした階段がつくれないと、わかっています。


「よろしくおねがいします!」


 チビはていねいにあたまをさげて、3Dカーソルをあいてるところにいどうしました。

挿絵(By みてみん)

 そして階段のステップをつくるための『立方体』と、階段を左右に曲げるための『カーブ』を、つづけざまにつくりだします。

 この位置は、いまは一切、かえちゃいけないのが『おやくそく』。

 まちがっていじらないよう、ドキドキしながらつぎにすすみます。

さすがに一回では大階段全部入りませんでした。

いやいや、まだ焦る時間じゃない。

次回、『間奏~日向、初心者が失敗しない(はずの)現実的(と思われる)曲線階段の作り方を書き記しておく』

どうぞ、お楽しみに!

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