15日目:チビ猫、美しい自然をひろげる
2023.11.11追記
文中には書かれてないところですが、だいじなところですので、ここで追記いたします。
空=スカイボックスを設定するとき『ライティング』というところでやるのですが……
『ライティング』>『環境』タブ>『環境ライティング』>『ソース』のところは『スカイボックス』ではいかんのです。
『色』か『グラデーション』を使うのが鉄則。
実はこれ忘れててえらい目にあいました。
詳しくは11/19投稿予定『間奏~日向、急いでライトの色をあわせる』でお話します!
アップロードボタンをおしたら、しばらくまたなければなりません。
ふたりは、よていどおり、いっしょにあさごはん。
うまくいくといいねと、おしゃべりしながらたべおわり、パソコンをみると……
やった、せいこうしています!
きいていたとおり、まえよりみじかい時間ですんだかんじです。
チビはがぜん、いきおいづきます。
「よーし! それじゃあアセット、いれちゃおう!
ほら、ダウンロードやることになったら、じかんがかかるし!」
ばけねこさんはというと、今日はここでおわってもいいかな~とおもっていました。
なぜなら、まだちいさいこねこのチビが、しんぱいだから。
それでも、おもったよりうまくいってしまいましたし……
いきおいのついたチビは、そうかんたんにはとまりません。
ここまでのつきあいで、ばけねこさんもわかっています。
なので「むりはしたらだめだにゃ?」と念を押したあとは、うしろでそっと、みまもることにしました。
ユニティでは、プロジェクトごとにべつべつにアセットをいれて、つかいます。
だからチビは、いままでにみつけたり、おしえてもらったアセットを、あらためてこのプロジェクトにいれていきました。
まずはクラフトお助け系からです。
さいしょはやっぱり『ProBuilder』。
うえがまるい窓やドアはつくれなかったけれど、らせん階段をその場でつくれるというのはやっぱり、うれしいポイントです。
つぎに『ProGrids』。
つくったものの大きさを、その表面に表示したり……
空間にあみめもようをうかべて、つくったり、おいたりしたものの大きさを、わかりやすくしてくれます。
ふつうには入れられないから、ちょっとむずかしかったけれど、いちどやってるのでなんとかこなします。
それから『Realtime CSG』。ブレンダーでつくったまるいタワーの本体と、うえがまるいまどやドアを合体させるのにいいかんじですし……
ほかにもいろいろなかたちをくっつけたりくりぬいたり、自由につくることもできるから、ハンモックをつくるのはこれでいけるかんじです。
つかうときだけオンにできるのも、うれしいところです!
ユニティでつくったものをほかのソフトでととのえられるよう、エクスポートするツール……『FBX Exporter』もひつようです。
これは、公式のものがうまくうごかなかったので、ばけねこさんがみつけてきた『ASCII FBX Exporter for Unity』をつかうことにしました。
(ご注意:執筆時現在の検証結果ですが、このツールはワールドアップロードの際だけはプロジェクトから抜いておいてください。エラーが出て失敗してしまいます><; 詳しくは次回で!)
お水をのんで、ちょっとやすんだらつぎは、空や木や水のアセットをいくつかいれて、しまのけしきをつくりはじめました。
さいしょに、おそらをせっていします。
チビは、やさしい色のおそらをつめあわせた『Fantasy Skybox FREE』から、ひとつのあおぞらをえらびました。
ほわんとしたくもがうかんだ、やわらかい色のおそらがひろがると、なんだか『ほっ』とします。
そうしたら、『まっさらのしま』全体を、きらきらのおひさまをはじく、水面でおおいます。
いくつかのアセットのみずをいろいろくらべてみたチビは、迷ったけっか今回は、『MobileWaterShader_EKV』でやってみることにしました。
島は予定通り、ワークショップでおせわになった『Super Beach Pack』のものをつかいます。
ブルーハワイのシロップみたいなうみに、まるい島ふたつをそっとうかべると、なんだかバタークッキーみたいでおいしそう。
草をはやしちゃうのが、もったいないくらいです。
それでも、えいっと思い切って『マテリアル適用』、『Terrain Sample Asset Pack』から『かりの草』をはやしたチビは、この時点でおけるものを、だいたいのかんじでおいていきます。
まずは、ハンモックじまのまわりを、わさわさとしげみでつつみ、ふたつのしまをつなぐ、ちいさなはしをかけました。
ツリータワーのかわりとして、とくだいの円柱をドン。まっしろのままだと木っぽくないので、木の皮のマテリアルをつけておきます。
そうしたら、『Realtime CSG』をつかえるかおためししたとき、つくってみたハンモックをふたつ、もってきました。
『Lowpoly Environment - Nature Free - MEDIEVAL FANTASY SERIES』の木をいっぽん、ぐーんとのばしてつくった、ハンモックをかけるためのおおきな枝もつくってつけて、微調整。
このへんはやりだしたら熱中しちゃって、かなりホンキの設置ぶりになってしまいました。もう、このままこれで行こうかなと思うくらいです。
ハンモックにねころがれる『ギミック』もいれちゃいたくなっちゃうけれど、そこはあとでやるときめているのでぐっとがまん。
とりあえずは、すぐつけられる『すわれるギミック』だけをつけておきました。
よし、つぎでとりあえず、今回つくるときめたところまで、できあがり。
あそびにきた人がさいしょにあらわれるばしょに、ちいさな島を。そこと『ツリータワーの島』の間に、飛び石をおきました。
けれど、そこでもんだいがおきました。
なんだかあんまり、飛び石っぽくないのです。
石や、岩をつめこんだアセットのなかみは、かんぜんに自然の石のようで、飛び石にするには難しそう。
チビとばけねこさんは、これまでにチェックしたアセットに、いいのがないか、手分けしてもういちど、見なおします。
「あっ!」
「あっ!」
しばらくあと、ふたりは同時にこえをあげました。
チビのパソコンと、ばけねこさんのスマホのがめんに表示されているのは『Low Poly Mushrooms Pack』。
島にきのこも生やしたらかわいいかな、とおもってチェックしておいたものです。
ふたりが目をとめたのは、その紹介写真。
カラフルなきのこたちの後ろに、ころんとした、色もかわいい感じの岩たちがひかえています。
「これだ!!」
『Low Poly』とついているだけあって、岩のひょうめんはわりと、平らです。
わりかし大きい面をうえにして、大きさそのものもおおきくしたら、なんかちょうどいいかんじです!
まさか、きのこがメインのアセットから、まっさきに岩をスカウトすることになるなんて。
ふしぎなめぐりあわせに、なんだかえがおになってしまう、ふたりなのでした。
やくそくどおり、きょうはここまで。
いちど、テストもかねて、ワールドをアップロードしておくことにします。
ぽちっと『アップロード』をおして、ほっとしたところで、くう、とおなかがなりました。
そう、じかんはもう、とっくにおひるごはんどき。
ふたりはいっしょにおひるをたべて、アップロードの成功をみとどけて、きょうはかいさん。
あすからはじまるタワーづくりにむけて、あとはのんびり、からだをやすめることにしました。
それでも、ひづけがかわったころ。
チビはぱちりとめをさましてしまいました。
ちょっとだけ。ちょっとだけ、アップロードしたしまを、みてみたい。
くさでおおわれただいちをふんで、タワー (仮)とそらをみあげて。
ちいさなはしをわたったら、ハンモックのすわりごこちをみて。……
しまをおおうみずに、くるぶしまでつかってはしってみたい。
そんなきもちが、チビのちいさなむねのなかで、むくむく、むくむくとふくらんで、くるしいくらいになってしまったのです。
そうっとおきだして、パソコンをつけ。
クラスターのアプリをきどう。ツリータワーと名のついたワールドにはいってみました。
するとどうでしょう。
チビのめのまえには、チビがおもいえがいていたよりも、ずうっとすてきなけしきが広がっていたのでした。
さりげなく日数をごまかしているのは内緒です!(クソデカ声)
ちょっと苦闘しすぎて目がおかしくなっているのは仕様です!(閃輝暗点がでるのです)
そのへんは次回で!
『間奏~日向、アカンの連続で半ギレになる(※定期)』。
幾多のアカンとの遭遇と対策を詰め込んだ、お役立ち回です!
どうぞ、お楽しみに!