13日目:チビ猫、借りるものと作るものを決める
6回に及んだ公式ワークショップも、ついにラスト。
こんどは島の沖あいに、サメさんを泳がせてみるのです。
たのしくってついつい、ツリータワーのまわりにちょうちょをとばしてみたらいいかな? なんてもちょっと思ってしまいましたが、そこは、よゆうがあったらです。
チビとばけねこさんは、ちょっぴりよさめのおやつで、ワークショップ全クリアをおいわいします。
そうしていよいよ『おかりするもの』『じぶんでつくるもの』をきめていきました。
まず島は、ワークショップでつかったアセットにはいっていた、まるいのをおかりすることにしました。
島のまわりの水、島をおおう草やしげみ、そしてツリータワーにはえた枝は、いろいろおためししてみて、きめることにします。
というのは、島とおなじくワークショップでつかったものと、チビがみつけてきたもの、りょうほうどっちも、すてきだからです。
このへんは、ワークショップをやってみなければわからなかったし、めぼしもつけられなかったところ。
チビはこころの中で、ありがとうをいいます。
お空は、きれいなつめあわせセットがあるのでだいじょうぶ。
かわいい、ちいさなお花のセットもみつかったので、タワーのまわりにうえてもいいでしょう。
ランタンも、よゆうがあれば、オリジナルのものをつくってみたいところです。
タワーの一階には、ウェルカムティーテーブルにおちゃとおかしをおきたいですし……
二階のらせん階段のしたには『ほんだなとかいすとか、ご本もよめるしつらえ』もつけたらいいかな、と思いましたが、これもかわいくて、よさそうなセットがみつかりました。
ひみつのハンモックアイランドにかかる、ちいさなはしは、木や草とセットになった、ちょうどいいものがみつかっています。
ただ、ハンモックは、チビのえがいたイメージにあうものがみつかりませんでした。
クラスターのアイテムストアでかわいいハンモックをみつけたのですが、これはささえる木が2本のもの。
よし、ハンモックは、しゃしんを見たりして、じぶんでつくってみようと、チビはけついをかためます。
もしどうやってもうまくつくれなかったら、そこはデザインをかえて、そのハンモックを使わせていただこうときめました。
ブランコも、いがいと「これだ!」というのがみつかりません。
チビはこれも、じぶんでつくってみることにしました。
さいわい、床やデッキ、階段のふみいたをつくるのによさそうな、木の板とかのセットがみつかりました。
ロープのもようも、よさそうなものをみつけて、きっとこれならつくれると、チビはわくわくがおです。
いがいと見つからなかったのは、島へとわたる『とび石』です。
なかなか、ちょうどいいのがみつかりません。
かたちてきに、ちっちゃいちっちゃい島をおいて、石の色にしようか、なんてはなしあいます。
もちろんツリータワー本体は、チビががんばってつくります。
さすがに、枝やはっぱや木の皮は、おかりしたものをつけますが……
まどやいりぐち、かくしとびらとそのまわり。
なかとそとのかいだん、ハコのおへややデッキ、そして『ぴょんスポット』といったものは、じぶんでモデルをつくってみるのです。
だいじょうぶ。ユニティでかんたんにたてものをつくれる『公式おたすけツール』を、チビたちはもうみつけています。
ためしに、それをつかって、ツリータワーの本体ぶぶんをつくってみることにしました!
けれど、そこでおもわぬことがおきました。
『かんたんなかたちのたてもの』ならすぐつくれる、というそのツールで、チビはタワー本体を……もっというと、そのいりぐちを、うまく作ることができなかったのです。
アーチのうえのカベが、うまくうめられない……。
カベ一面、ぜんぶうまっちゃうorz
なんてことでしょう。
いつもげんきなチビも、かわいいしっぽをへたんとさせて、おちこんでしまいます。
「にゃあ、チビよ。
これはチビがへたくそなわけではなく、タワーのかたちがフクザツだった、ということじゃないのかにゃ?」
いっぽう、ばけねこさんは動じません。
あくまで前向きに、こんなことをいいます。
「だって、かんがえてもみるにゃ。
このへんをあるいてて、そんなまーるいたてものは、そうそうみかけないにゃ。
うえがまるいドアやまども、なかなかにめずらしいもんだにゃ?」
「……あっ」
ばけねこさんがゆびさす、まどのそと。
そこから見えるおうちは、ほぼほぼ、しかくやさんかくでできています。
まるいかたちは、ごくごくわずかです。
「だから、そのへんは、ブレンダーでつくってみるほうがきっといいのだにゃ。
さいわい、らせん階段はまんま、そのツールでだいじょぶみたいだし……
ほかのおたすけツールも、いくつかみつくろってあるのだにゃ。
きっと、チビとチビのタワーにジャストフィッツなやつがあるはずだにゃ!」
そのことばに、チビのしっぽがぴょこん、いきおいよくたちあがります。
「ありがと、ばけねこさん!
それじゃさっそく、ためしてみる!!」
チビのつぶらなおめめも、まえいじょうにきらきらになります。
ばけねこさんがおしえてくれた『おたすけツール』をいそいそとダウンロードしたチビは、さっそくおためしにとりかかります。
ばけねこさんは、そんなチビのせなかを、やさしいまなざしでみまもるのでした。
次回『間奏~日向、かるく青ざめる(※いつものこと)!』お楽しみに!
※次々回より、隔日投稿となります。
毎日投稿できるのが一番とわかってはいるのですが、完全に現状に追いつかれてしまいましたのです……orz
そのへんのことも、次回でお話しさせていただきます!
いつもいらしてくださる皆様にはひたすら感謝しつつ、申し訳なく存じておりつつ、やっぱりありがとうございます!




