EX+4:チビ猫、夜の景色をもうちょっと『エモく』する
みてみんのほうにはハンモック島からのながめもあります、というダイマ。
割愛の意味を思い知りました。
さて、無事に夜がくるようにしたはいいのですが……
遊ぶにはちょっぴり、くらすぎる気もします。
それにせっかくならば、もうちょっと『ほわっ』としたかんじも、ほしいところです。
そのため、『ほんとにひかってる屋内照明』や、ポストプロセッシングもつけてみることにしました。
まずは、屋内照明。チビは『ポイントライト』をつかうことにします。
おひさまや、つきのあかりにつかった『ディレクショナルライト』とちょっとちがって、まわりぜんぶをまーるく、てらしてくれるあかりです。
おんなじところは、たてものとかをつきぬけて、あかりをとどけてくれるというところ。
チビは、このポイントライトをタワーのまんなかにおいて、しま全体がやさしいひかりに、ほんわかとつつまれるようにしてみたのです。
設置場所は、一階の天井の照明のところ。
二階ゆかにもフロアライトをつけて、ひとつの光源で二か所、あかるく光ってるみたいにしちゃいましょう。
ゲームモードであそんでみると、なかなかいいかんじです。
Clusterでは、リアルタイムライトはふたつまでしかつかえない、というきまりがあります。
みっつめからはどうなるかというと、ゆかとかにうつったりしない『Vertexライト』というものになってしまうそうです。
チビはそれでもいいと思っていたので、ヒエラルキーで、おひさまやおつきさまのあとにくるように、ポイントライトをもっていきました。
そうしたらつぎに、『ポストプロセッシング』をつけてみます。
カメラのレンズにフィルターをかけるみたく、光をふわっとにじませたり、いろをいろいろかえてみたり、いろいろな加工ができるべんり機能です。
これをつかうには、ちょっとじゅんびがひつようです。
公式ページの記事のとおり、やってみます。
まず、ウィンドウ>パッケージマネージャー>Unityレジストリとすすんで『Post Processing』をみつけ、インストール。
そうしたら、『ポストプロセッシング』がおしごとするようの『レイヤー』をつくります。
うえのメニューの『編集』から『プロジェクトセッティング』>『タブとレイヤー』とすすんで……
レイヤー21ばんのところにPostprocessingといれて……
プロジェクト設定のいたをとじれば、せんようレイヤーのできあがりです。
そうしたら、いよいよ島に『ポストプロセッシングのもと』=Post-process Volumeをおいてみます。
これは、べんりなことに……
ワールドぜんぶにパワーをだすことも、きめられたはんいだけにパワーをとどめることも、どっちもできるのです。
こんかいは、ワールドぜんぶにほわーんをひろげたいので、『Is Grobal』にチェックを入れ、ボックスコライダーも無効化。一階のやねうらに、ひそかにおきます。
そして、レイヤーを21番に設定。
プロファイルを新しく作って、エフェクト追加。
明るいところをふわっと光らせる『Bloom』を設定してみました。
すると、島全体がひかりでふんわり。
まるで、おとぎの国のように、ロマンチックになりました!
これをワールドアップロードしたなら、どうなるのでしょう?
わくわくしながら、やってみると……
ちょっと、いやずいぶん、明るすぎました。
ひるまは、チビアバターの顔がはっきりとみえないくらいです。
うーん、どうしたらいいのかな。
考えたチビは、たてものの照明をくらくして、全体をあかるくしてみたり……
ひるまは照明を暗くして、ポストプロセッシングをオフにしたりと、いろいろためしてみました。
屋内の照明を、ひるよるきりかえアニメーションにくわえて、ひるまはくらめに、よるはあかるくしました。
ポストプロセッシングは、うまくアニメーションにいれられなかったので、べつのライト関連(※未実装)とまとめて、よるだけはたらくようにしました。
それでも、けっきょくしま全体がずいぶんと、あかるくなってしまいました。
いちばんびっくりしたのは、ハンモックです。
どうしたものか、こかげのハンモックが、あかるいひなたのハンモックになってしまいました!
ここをなおそうとすると、ほかのところがさむそうにくらくなってしまいます。
どうしよう、チビはいろいろためしてみますが、どうにもうまくいきません。
ちょっぴりつかれたチビは、一度きゅうけい。うしろむきにころんと、ねっころがります。
すると、まどからふりそそぐ、あったかなおひさまのひかりが目にはいりました。
「……あっ」
チビはぽん、とはねおきました。
ふゆにおひるねをするとしたら、ぜったいひなた、いったくです。
ぽかぽかのおひさまがいっぱいのばしょで、ぬくぬくとおひるねをするのは、さいこうのしあわせです。
このツリータワーはいまいちおう、ふゆという設定です。
そこでのんびりおひるねをするとしたら、だんぜん、ひなたがいいのです!
よし、ここはもう、このまんまにしよう。
ひかげにするのは、なつになったらでいいや!
チビはそうきめて、ひるまのライティングのちょうせいをおえました。
こうしてひとだんらくすると、気になるところがみえてきます。
よるになって、くらくなっていくときです。
ひかりが『ふわっ』となるタイミングが、ちょっぴりちぐはぐ。
もうちょっと、ゆっくりさせたいです。
さっき『ひるまにきりかわったら、ポストプロセッシングをオフに。よるになったら、オンにする』ようにしかけをつくったのですが……
そこに、ひとつしかけをわりこませることにしました。
『Item Timer』というものです。
『ひるよるをきりかえるよ』のしんごうをうけとったら、ちょっとまってから……
『ポストプロセッシングをONしてね』のしんごうをだすようにせっていすると、いいかんじにかみあいました。
静止画ではお見せできないのでギミックをのせておくにゃ。byばけねこさん
さらに、ポストプロセッシングのせっていに、がめんのまわりがちょっとくらくなる『Vignette』もつけたら、そうぞういじょうにすてきです!
そういえば、ついついむちゅうになっちゃって……
ゆきをふらせたらどうなるのかを、テストし忘れていました。
さっそくチビは、ゲームモードオン。屋上までぴょんぴょんのぼります。
ゆきもようのボックスをクリックして、ゆきをふらせてみます。
昼間は、ポストプロセッシングをつけてないので、それまでどおりです。
うんうん、となっとくしながらチビは、ひるよるきりかえスイッチをクリック。
するとあらわれたのは、なんともげんそうてきな、ながめでした。
ゆきがふんわり、ひかってます!
きらきらのほしぞらからふってくるから、まるで、ほしがふってきているみたい。
チビはほうっ、と、ためいきをつきます。
そうして、かえってきたヒロさんに声をかけられるまで、うっとりとそのけしきを、みつめつづけていたのでした。
せっかくなので帯状疱疹ネタを。
これ、基本は打ち身の痛みに近いけど、動いたときなど『にきびをつぶしたときみたいな痛み』が混じるのですね。
かなり良くなったけど、いまだにこやつらに邪魔されまするorz
ほんとマジ、皆さんも真っ赤な湿疹が出たらすぐにお医者さんいってくださいね。
次回は公開直前、12/25の朝に日向を襲った最大のピンチの記録!
『日向、Realtime CSGのコンパイルエラー? で半泣きになる@公開期限直前』
1/27投稿予定です。
どうぞ、お楽しみに!