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恋人ラジオ

作者: 秋葉竹






傷を持ち

生きつづけてきたでもそれを

隠さないよう気をつけている



醜いと

傷を指さし笑われた

ときだけ本気で吠えたくなるわ



力だけ

信じてみんなを馬鹿にして

幸せになんかなれやしないさ



やさしい気持ちをなげうってる人がいた

お金持ちに

なれるといいね



聴こえるよ

夜よ、震えるゆめの虹

世界に伝わる《恋人ラジオ》



その夜に凍えるような小声でね

君が一番好き、と呟く




真っ黒に

なった翼をむしり取り

背中に残った傷が消えない



ただそこに

悲しいふたりが笑いあい

傷を撫であい愛しあう部屋



真っ白な

こころがほしくてふたり溶け合い

《恋人ラジオ》を聴きながら寝た



正直に、傷ついたのは

この《好き》を

空気みたいに吸ってる君に、だ



か弱さは

気持ちばかりのさみしさを

知らないことさと嘘つく粉雪




ねぇ、君?

あたしに歌を聴かせるの?

ちゃんと眼を視て、歌ってくれる?



ねぇ、君?

あたしとふたりで生きられる?

《恋人ラジオ》をふたりで聴こうね?



ねぇ、君?

悲しみなんて、笑い飛ばして

繋いだ手を振り、ララララ、ランラン♫











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