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初戦闘〜最初なのにボス〜

「武器、お宝!?」


なんていいながなら私はドアを開ける。


「……グァ?」


「…こんにちは。」


なんかいる。すっごい怖い奴がいる。こう、なんか狼の最終進化形を普通の一軒家くらいの大きさにしたかんじのやつが。


とりあいず、鑑定してみるか。


ーーーーーーーーーーーー


BOOS キング・ウィングウルフ


HP 90/90

MP 30/30

STR 70

VIT 30

AGI 100

DEX 15

INT 5


種族スキル

【AGI上昇】

【スピードアタック】

【回避率アップ(中)】


ーーーーーーーーーーーー


な、なにこのステータス。STRとAGIがやばすぎる。回避特化か…。


今の私は丸腰・武器なし・攻撃手段なし(全部似たようなもの)なのだ。これは詰んだな…。


「あの、私ちょっと間違えて入っただけなので。別に攻撃の意思とかないんで。では失礼させていただきます。」

一応対話を試してみる。


「グゥゥアァーウゥ…」


はい、完全にロックオンされています。話も聞く気がないようです。

やばい。戦うとなったら頼れるのはやっぱり【赤の魔眼】と【ナイトフィールド】だよね。この2つをどう使うかだ。【赤の魔眼】は50までしかステータスを変えれないし、【ナイトフィールド】は持続時間が3分と短いしMP消費が激しいから乱用できない。


「グァウゥゥ…グァ!」


攻撃してきた!


「く……っ!」


ちょっとかすった。こいつの攻撃、速い!


次避けれるという保証はない。

それに、私は暗殺者なのだ。気づかれた状態での戦闘は専門分野じゃない。


これは早めに決着をつけないと。


「【赤の魔眼】!」


「グァ?」


こいつのAGIを40下げた。これで私と同じ速度だ。


「グァウ!…ガゥ?ガウガウ!」


攻撃しようとしたようだが、思ったようなスピードが出なかったのか、かなりイライラした様子で睨みつけてくる。


「武器がないなら…手で殴っちゃえ!」


ここで、【ナイトフィールド】を発動した。


一瞬、あたりが真っ暗になったようなエフェクトが舞う。そして、それが収まった時、私のステータスは、大幅にレベルアップしていた。


ーーーーーーーーーーーー

ステータス


ヨヅキ LV1

種族 吸血鬼

職業 暗殺者

HP 34/80

MP 50/160


STR 140

VIT 60

AGI 120

DEX 40

INT 80


ーーーーーーーーーーーー


「おお、おおぉぉ……」


やばすぎてへんな声出ちゃったよ。


これが、吸血鬼×暗殺者の真の実力か…!(厨二病)

これならあんなわんころなんて一撃だ!


「ガ、ガウ!?キュ、キュウーン」


私の溢れ出る強者オーラに、キング・ウィングウルフが犬みたいになっちゃった。


でも、真の強者は、どんな敵にも刃(拳)を振るうのさ…。(厨二病)


「よし、いくぞ!私の渾身の一撃!その身に受けよ!」


といいながら全力ダッシュ。脳天に向けて一撃必殺だ!


「いっけええ!」


ガン!


と、拳がぶつかったとは思えないような音が響いて、狼くんがぶっ倒れた。

そして、そのまま光となって消えた。

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