自殺
2話
結婚式を終えて
仕事の繁忙期の山も超えて
人間関係もほどよく
職場も空気がいい
繁忙期が終えて新人さんが仕事が覚える頃に新婚旅行の予約も入れた
楽しみで紙幣も両替済だ
これだけ聞くと順風満帆のようにみえる
ただこの頃の自分は、、、
何故か一人になると泣いていた
涙が溢れてきて止める事ができなかった
涙は水道の蛇口をあけていないのに水が溢れるように流れた
それはいつも一人になった時にだけ
何故かが自分でもわからず
ただ泣く日々が2ヵ月くらい続いていた
泣いても泣いても誰にも相談しなかった
誰にも相談しなかった
皆は自分を幸せだと思ってるから
とか
泣いている理由が自分でも理解できなかったから
とか
話しても適当に言われるだけだろう
とか
自分に理由をつけていたのかいなかったのかわからなが
何にせよ
誰にも話さなかった
いつものように笑える
いつものように仕事している
いつものように過ごしている
ただ違うのは一人になると涙が出てきてしまう
気が抜けるのか
スイッチがオフになるのか
涙モードの自分になるのは必ず一人だった
外を散歩したり
仕事への駅へ向う途中だったり
趣味に没頭してる時だったり
タイミングを問わず必ず一人の時に涙は出てきた
それ以外は全て日常だった
全てが日常で自分もいつも通りで何もないかのような
むしろ楽しくて楽しくて仕方ないくらいに過ごしていた
、、、と思う
だからなのか、涙が出ることは話さなかった
話せなかったのだろうか?
と今の自分に聞いても話さなかったと返ってくる
ある日の朝
マンションの玄関から出た時にふっと空を見上げた
マンションの5階からみた空は
とても
とても
とても
それはなんとも言えないくらい空が綺麗だった
空の青と雲の白と太陽の光だけなのに
すごく綺麗で
とても綺麗すぎて幸せな気持ちになった
こんなに幸せに思えるんだな、、、と
........
ここからは後日聞いた話です
........
そのまま飛び降りた
怖かった記憶自分にはないけれど
発見者から連絡を受けた配偶者は上からみた自分の姿に恐怖しかなかったと言う




