入学式は水萌ちゃんも危険!?
今回は音暖香のお友だち水萌のお漏らしです。入学式が終わってから水萌が言ってたことがテーマです。
時は数日前にさかのぼり、天野川中学校の入学式。満開の桜が舞う中、体育館の中には新入生とその保護者、そして在校生、教員、地域の方々など多くの人で埋め尽くされていた。
そんな中で静かな戦いをする少女達がいた。一人は音暖香だ。入学式の前のおしがまからの連戦だ。音暖香の入学式での尿意との戦いはギリギリで間に合ったとも言えるが、間に合わなかったとも言える結果となった。
そして二人目は、音暖香と同じ、今日からこの天野川中学校で生活をする水萌だ。
(やばっ!マジでトイレ行きたい‼)
水萌は音暖香と違い、学校でお漏らしをしたことはないが、何度もお漏らしをしそうになったことはあった。しかしこの記念すべき中学校の入学式でこんな思いをすることになるとは誰も予想していなかった。
だが当然、このような事態になるのにはそれなりの理由があった。
※ ※ ※
それは入学式開始時間から二〇分前のこと。
水萌は音暖香を心配して咲と一緒にトイレに誘った。トイレに行けばすぐに個室に入って三人仲良く用を足すことができると思っていた。
だが、三人の予想とは違って一年生用トイレは多くの人で混雑していた。
入学式がどのくらいの時間で終わるのか知らない新入生たちの多くは入学式前にトイレを済ませておこうとほぼ全員がトイレに殺到していたのだ。
男子トイレでさえかなりの長蛇の列を形成した男子生徒たちをさばくのにはかなりの時間がかかった。もちろん女子トイレはそれ以上だ。
音暖香のために誘ったとはいえ、自分も緊張から少し尿意を感じていた水萌は心の中でひそかにショックを受けていた。
別に誰もトイレを焦らせる存在はいなかったのだから、そのときに時間はかかるが、ちゃんとトイレに行っておけば良かった話なのだが、水萌は音暖香の前であまり弱音ははけなかった。そして何よりも一緒にいた咲はそんなにトイレに行きたい様子がなかったので、水萌も強がってしまった。
それに水萌は自分は他の人より多くの尿を保持できて長く我慢できると自負していたのだ。
※ ※ ※
それから三〇分後、水萌はあのときトイレに行かなかったことを激しく後悔していたのだった。
(早く、早く、終われ~‼)
一番緊張する返事は終わったものの、入学式はまだ長い。水面はすでに片手で股間を抑えていないと我慢が厳しい状態にあった。
(あのとき強がらずにちゃんとトイレに並んでればよかった………。)
だが今さらどんなに後悔してももう遅い。過去に取ってしまった行動は誰にも変えることはできないのだ。
(もう次からちゃんと強がらずにトイレ行くので許してください。お願いします神様!次からはちゃ
んとトイレ行くので!お願いします!)
だがそんな願いは神に届く訳もなく、ましてや水萌の尿意が弱くなる訳もない。しかし水萌はトイレが間に合わなくなりそうになると、いつもこう願うのだった。
(トイレトイレー!漏れるよー!)
内気な音暖香に比べて水萌は分かりやすく前を押さえる。入学式は坦々と進んでいく。その頃音暖香も必死に尿意に対抗していた。
そんな二人が苦戦している中で咲はというと。
(暇だなぁ。早く終わらないかなぁ。でも隣で音暖香がおしっこ我慢してるの面白いしいいかな♪)
咲は一人こんなことを思っていた。
(ほんとトイレ我慢してる時の音暖香はカワイイよねぇ。もしかして入学式中にお漏らしとか?それ
ってヤバくない⁉)
咲は一人で盛り上がっていた。
※ ※ ※
そんな中で式は校歌斉唱が始まり、これが終われば退場してトイレに行けるというところまできていた。在校生達が校歌を歌うなか、歌詞もリズムもわからない新入生達は急に始まった校歌に誰も歌うことはできていなかった。
しかしそんなことは自分の中学校生活を左右する試練に挑んでいる水萌と音暖香は全くどうでもよかった。
(早く終わって‼何番まであるの?)
校歌は三番に入った
(これで終わりかな……?本当にもう限界だよ‼音暖香でもおもらししてないのに、私が初お漏らし
なんて、いやだよ‼)
この学年で初めての敗北者になってしまう恥ずかしさを味合わないために水萌は必死にトイレを我慢する。
水萌の膀胱は確かに水萌自信が自負している通り同年代のほかの少女よりも多くの尿をため込むことができる。さらに水萌の括約筋は家族や友達、知っている人、大勢の人の前でのお漏らしを避けたいという思いが強ければ強いほど、我慢がきく傾向がある。
今の水萌の膀胱も限界貯水量をはるかに超えている。
(どうして私トイレ行かなかったんだろう?もう限界だよ~‼)
そしてようやく退場になった。少しずつ列は動き、水萌も在校生、保護者の間を通り、退場していく。
どんなにおしっこを我慢していても在校生や保護者の前を通る時は恥ずかしくないように前押さえを我慢した。水萌の強靭な括約筋がそれを可能にしたのだ。
そして後数歩で出口の扉というところだった。
――――ジュジュジュッ!――――
(ッ!)
水萌はここまで耐えていた尿意を初めて外に出してしまった。おちびりしてしまったのだ。
「ハッ!ヘッ!」
思わず変な声が出てしまった。そして後少しで出口というところで全力の前押さえをしてしまった。水萌よりも先に水萌のため込んだ尿たちが出口に到達してしまったのだ。
少女の中で荒れ狂う尿は早く尿道を開放してくれと少女の扉を容赦なくたたき続ける。
ここまで退場の間はたくさんの人たちに見られているので前押さえは避けようと頑張ってきたが、さすがに水萌にも限界がきた。
そしてそのまま退場して教室に向かう。教室までの道のりにある一年生用トイレに後ろ髪を引っ張られつつも水萌は同じクラスの列を乱さないよう教室に足を向けた。
教室に着き、水萌は自分の席に着いた。新入生たちは教室に着いてから担任の教師が帰ってくるまでどうしていいかわからず、とりあえず自分の席に着席して待機している。
入学式の緊張から解放されて少し近くの友達と話をする生徒たちもいた。
(入学式終わったよ?まだトイレいけないの⁉)
すると水萌は音暖香が教室に戻ってきていないことに気がついた。
そう、この時音暖香はトイレに行っていたのだ。しかし水萌には音暖香に訪れたようなチャンスはなかった。席に着いてからも水萌はもじもじしている。
そして再び。
―――ジュジュジュジッ!―――
(ッ!)
本日2回目のおちびり。もう言葉も出ない。
その後担任が教室に入ってきて少し自由な時間があった。新入生達は緊張の原因であった入学式が終わり、少し賑やかに話している。すると音暖香も教室に戻ってきた。
(あれ?音暖香、どこ行ってたんだろう?……ってそれどころじゃない!
先生戻ってきたしトイレ行っていいか聞いてみよう‼)
水萌はもうここしかないと思い、立ち上がり、先生にトイレに行きたいことを申告した。するとすんなり許可がおり、教室を出た瞬間全力でトイレまで走った。
(早く早く早く早く~‼トイレトイレ!もれちゃうよ~‼)
そしてトイレに着き、スリッパを履き替え、個室に飛び込んだ。女子トイレ中に水萌が乱暴に閉めた一番手前の和式トイレの個室の戸の轟音が鳴り響く。
便器に股がり、パンツとハーフパンツを下ろす。目にもとまらぬ早業だ。それと同時に放尿を開始する。
―――プシイィィィィィィィ―――
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
プシイィィィィィィィという豪快な放尿音と共にため息をつく水萌。なんとも気持ち良さそうな放尿音が一分以上も続いた。この中学校での放尿時間の記録の中ではかなり上位に入る長さだ。水萌は本当に自分で思っている様に人よりも多くの尿を保持できるようだ。
全て尿を出しきりふと下ろしたパンツを見ると五百円玉以上の恥ずかしいシミができていた。
「あぁ。やっちゃった。」
小さく独り言を言いながら、おしっこで濡れた大切な部分とパンツを拭いた。トイレを流し、スカートを直してから個室を出て教室に戻った。
教室に戻ると咲が話しかけてきた。
「水萌、どこいってたの?」
水萌は自分がトイレを我慢できなくて先生に申告したのがばれているのではないかと心配していたがこの一言でほっとした。どうやら咲には気づかれていないようだ。そこには音暖香もいたが二人とも水萌がトイレに行ったことは知らないようだった。
「えっと、ちょっと、その……野暮用で、対した事じゃないよ。」
水萌はうまい言い訳が見つからず曖昧にしてしまった。
「そうなんだ。体調が悪いのかと思った。」
「いや、そんなことないよ。」
先生の声がかかり、皆席に着いた。
(よかった。ばれてないみたい。それにしても今回は本当に危なかったなぁ。)
先生は明日以降の連絡などをしている。しかし咲は先生の話など全く聞いておらず、一人ニヤニヤしていた。
(水萌、本当はトイレいってたよね。ばれたくなくて隠したのかなぁ?皆は気づいてないみたいだけ
ど、先生に言ってトイレ行ってたよね水萌♪私にはお見通しだよん♪)
咲はそんなことを考えていた。終礼の挨拶が終わり、三人で校舎を出ているときも咲は一人上の空だ。
(今日は水萌も音暖香も二人ともとってもかわいかったな♪明日はどうかなぁ♪)
そんな感じで入学式は終わったのであった。
こんな感じで音暖香以外もどんどん書いていこうと思います!
リクエストなどお待ちしています!