夢でもおしっこできないの?!
この物語は女子中学生のお漏らし、トイレ我慢をテーマにした物語です。苦手な方はお控えください。
音暖香は部屋で宿題をしていた。家庭訪問でお漏らしをしてから1時間ほど経っただろうか。ついさっきまで涙で枕を濡らしていたが、明日も学校なので宿題を終わらしてしまわなければならない。
しかし、さっきの失敗が気になり、全然集中できない。
「中学生にもなって家でお漏らししてるの私だけだよー。明日学校行きたくなーい!」
宿題に全く手がつかない音暖香。必死に頭から失敗したことを振り払おうとするが集中力が全く持たない。
音暖香は諦めて、ベットの中に戻った。再びわの目から涙が溢れてきた。
その頃家庭訪問は順調に進み、今は咲ちゃんの家だった。まだ入学してから数週間だ。咲ちゃんの心配していた成績のことは何にも言われなかった。
(なんだ。緊張して損したわー。)
音暖香はベットの中で深い眠りについていた。音暖香は夢の中で空に浮いているようなふわっとした感覚に陥っていた。
ふっと気がつくと音暖香は運動場にいた。
(ここは、小学校の運動場?!)
校庭では全校生徒が遊んでいる。どうやら今は昼休みのようだ。音暖香は自分の体を確認してみる。すると音暖香は小学生の時の青いハーフパンツとジャージを着ていた。
(私!小学生に戻ってる?!)
ーーービュゥゥゥーーー
「寒いっ!」
不意に強い風が吹き、寒さを感じる音暖香。ジャージを着ていることからも今は冬なのだろう。
音暖香はハーフパンツの名前を確認してみた。すると『水谷』と書いてある上に『4ー2』と書いてあった。
(私4年生に戻っちゃったの?!)
どうやら音暖香は小学2年生に戻っている夢を見ているらしい。だが夢だと気づいていない音暖香はパニックだ。
そして音暖香は下腹部に違和感を感じた。幸い周りにはもみちゃんも咲ちゃんもおらず、誰かと遊んでいるようではなかった。
(うっ!トイレ行きたい。意味わからないけど、とにかく4年生のトイレ行こう!)
そう思い音暖香が校舎に向かって歩き出した時。
ーーーキーンコーンカーンコーンーーー
無情にも昼休みの終わりを告げるチャイムがなってしまった。
(嘘でしょ!)
音暖香の記憶の限り、小学校では昼休みの後に掃除があったはずだ。だが音暖香は自分の掃除場所が分からない。
どこに行っていいか分からずに焦る音暖香。とりあえず、トイレに行こうと思ったその時、聞き覚えのある声がした。
「音暖香ちゃん、掃除場所行こう!」
音暖香が声の主の名札を確認すると『6ー1 河邊』と書いてあった。声の主は河邊 礼李だ。小学校では掃除は縦割り班で行われ、一年生から六年生までが混ざって一つの班になるのだ。河邊 礼李は音暖香の班の班長だった。
音暖香はそのことを思い出し、礼李について行けば間違いないと思いうなずいてついて行くことにした。しかし、内気な音暖香はその前にトイレに行きたいといえなかった。
どうやら音暖香の掃除場所は2年生のトイレだったらしい。2年生の女子トイレの掃除は、音暖香と礼李の二人で担当しているようだ。
小学校の掃除時間は放送で曲が流れ、掃除中は話してはいけないというルールだった。
音暖香にとって礼李は掃除時間でも先生が見回っていない時は小声で音暖香に話しかけてくれる優しい6年生のお姉さんだった。しかし、礼李はとても真面目なので、掃除を真面目にしないと怒られるし、少しゴミが残っていたりすると
「音暖香ちゃん!ここゴミが残ってるよ!」
と少し注意された記憶もある。現実世界では、今中学校三年生で、天野川中学校の生徒会に入っているほどのしっかり者だ。
(トイレ掃除かぁ。やだなぁ。)
音暖香は心の中で嫌がっていた。トイレ掃除なんて誰しも好き好んでするものではないだろう。音暖香も同じだ。ましてや自分の使うトイレではないのだ。嫌がって当然である。
それに、掃除場所に移動している間にも音暖香の尿意は着実に強くなって来ている。だが礼李がいるので適当に掃除することは音暖香には出来なかった。
ーーーキーンコーンカーンコーンーーー
そして掃除開始の合図のチャイムが鳴り、音暖香と礼李は2年生用女子トイレの掃除を開始した。
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