昼休みの出来事
この物語は女子中学生のお漏らし、トイレ我慢をテーマにした物語です。苦手な方はお控えください。
和香がLL教室でお漏らしをしてから早いものでもう一週間が経った。一年生のみんなも学校に慣れてきた頃、3人は晴れて吹奏楽部に入部することができた。とは言っても、名前を書いて担任に提出するだけの簡単な作業だ。
吹奏楽部に入ると朝練が始まり、家を出る時間が今までよりも40分ほど早くなり、3人はそれぞれで学校に向かう形となった。和香と沙希ちゃんは同じ金管楽器なので練習場所は同じだが、もみちゃんだけ木管楽器なので、違う場所で練習する。
同じクラスそして同じ部活に入ったこともあり、3人は教室でもいつも一緒だった。
とある昼休み、その日の昼休みもいつもどおり3人で雑談していた。しかしその日は沙希ちゃんだけがいつもと少し違った。
「ねぇ。2人はさぁ、やったりせんの?」
「……?」
沙希ちゃんの言いたかったことはおそらくはオナニーのことである。だがまだまだ純粋な和香ともみちゃんには何のことだかさっぱりわからなかった。
「何をするん?」
「え?何をって、気持ちよくなったりとか?」
「どゆこと?」
沙希ちゃんはこの3人の中では唯一オナニー 経験者だった。誰かの影響で目覚めたわけではないが、沙希ちゃんの記憶にない頃から自分で気持ちいいと思って無意識に始めていた。
沙希ちゃんはいつもこの3人で少しエッチな話をしたいと思っているが、2人とも何のことやらわかっていない。そこで沙希ちゃんは
「2人ってまだまだ子供っぽいよね。」
和香は背が低く、ふっくらとした顔立ちなので幼く見られ、もみちゃんはまだまだ落ち着きがないので2人とも周りからは子供っぽいと言われることが多かった。だが2人はそれが嫌だった。
「なに?嫌味なの?」
「いやいや違うよ!だから、私が大人の女の人になれるおまじない教えてあげる。」
「なにそれ!」
もみちゃんは興味津々だ。和香は興味なさげにしているが、実は心の中ですごく気になっていた。
「じゃあ教えてあげるね。おしっこが出るところを指で撫でたり、硬いものを当てたりすると大人になれるんだよ。」
「それだけなの?簡単じゃん!」
「だけどね、ルールがあって、誰にもバレちゃダメなの。誰かにバレると大変なことになるからね。あとこのことは誰にも言っちゃダメだからね。これが約束。」
「わかった!」
「和香もだよ!」
「わかったよぉ〜。」
和香はあくまで適当に流すフリをしていた。その日の昼休みはそれで終わりとなった。
和香は昼休みが終わる前にトイレに行っておこうと思い、一人でトイレに行った。
和香の使う一年生用のトイレは昼休みが始まってすぐはすごく混んでいるが、その波が収まると使う人はとてもすくなくなるので、昼休みが終わる前に行くのが1番空いている。
和香はそこを見極めてトイレに入った。すると先客が一人いたが問題なく個室は空いていた。脱いであるスリッパの名前をみると『村田』と書いてあった。どうやらあの個室に入っているのは夏実ちゃんのようだ。
和香は夏実ちゃんの入っている個室の隣の個室に入った。
ーーーシイイイイィィィィーーー
和香のおしっこの音がトイレに響く。おしっこを終えた和香は水を流そうとするがふと疑問に思う。
(そういえば夏実ちゃん、私より早く入ったのに私より遅いって………。もしかして。)
和香の頭の中にはウから始まる3文字の言葉が思い浮かんだ。考えるだけで恥ずかしくなり、顔が赤くなる。
(自分なに考えちょん!?友達のウンチのこと考えて興奮するとか!こんなの変態じゃん!それに別に学校でウンチしちゃあいけんわけじゃないし!)
和香は自分の妄想を必死に振り払って、水を流そうとした。その時隣の個室から声が聞こえてきたのだ。
「あぁ……はああぁん………!」
それは確実に夏実ちゃんの声だった。そしてその声と同時に夏実ちゃんのおしっこの音も聞こえてきた。
(なんだ。ただのおしっこだったのか。)
和香は水を流してトイレを後にした。
(危なかった。何でタイミング悪く和香ちゃんが入ってくるのー。バレるとかだったじゃん。)
和香に夏実の秘密がバレることはなかったが和香が夏実の気持ち良さそうな声を聞いてしまったのは事実だった。
2016年4月25日月曜日。この日もいつも通り和香たち3人は別々で学校に登校した。入学してからおよそ20日たち、中学校にも慣れてきた3人だが、今日から一週間の家庭訪問が始まる。
一年生のみんなにとっては初めての天野川中学校の家庭訪問だ。天野川中学校の家庭訪問は各担任が生徒の家に出向いて話をするのはもちろん、親だけではなく、生徒も制服で一緒に話を聞かなくてはならない。
小学生の頃は親だけで良かったが、自分も参加、しかも制服でいなければならないということが和香たちはとても嫌だった。
昼休みも和香達のいる、1年1組の教室では家庭訪問の話題で持ちきりだ。
「家庭訪問嫌だー。」
「本当にそうよね。親と一緒とかまじ恥ずかしいんやけど!」
和香もクラスに慣れてきて、口数が増えてきた。
もみちゃんは日頃から落ち着きがないので、親に何か言われないか心配なようだ。
「2人は絶対何も言われんやん。もみ絶対怒られる〜。」
「自分も成績良くないし、授業中に寝ちょったりするけぇやばい〜。」
沙希ちゃんは成績が心配なようだ。そして和香は。
「自分も……。」
「和香は……あれがあるもんねぇ。」
「もぅ。やめてよぉ。」
こうしてハラハラドキドキの家庭訪問が始まるのであった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次回から家庭訪問がいよいよ始まります。




